ビジネス系マインドマッパーの川添です。
マインドマップをビジネスに活用して10年以上経過しました。シンプルで汎用性があるツールゆえ、多彩な用途で活躍してくれています。一方で「なんでもできる分、自社に合った使い方が見出せない」という課題も寄せられます。
そんな声を受けて、当ブログではユーザーや僕自身による具体的な活用方法や事例を書いてきました。そこで今回は「ビジネス活用」に特化した記事をまとめたいと思います。
【1】営業力を上げる
ビジネスで売上を上げるためには営業力は欠かせません。ひと言で営業といっても、その範囲は広く顧客との対面営業もあれば、それを下支えするサポート的な営業もあります。マインドマップはあらゆるシーンに対応できますが、もっとも活用のイメージがしやすい例をピックアップします。
1-1. 営業活動で活用する
(活用例)顧客分析や課題の整理
- クライアントの課題を解決するのがビジネスの基本です。そのためにはまず顧客の課題を知るところから始まります。マップの中央にテーマを置いて、それを基点に要素を書き出しながら整理していきます。
(活用例)ZOOMと組み合わせて商談
- 新型コロナウイルスの影響もあり、一気にリモートでの営業活動が進んできています。そこで圧倒的に使われ出したのが「ZOOM」。顧客との商談やコンサル時にZOOMでつなぎ、マインドマップを画面共有しながらプレゼンをする方法がおすすめです。
- マップ一枚に提案内容が集約されているため全体像を把握しやすく、鳥の目と虫の目を使い分けながら、遠隔で自由度の高いプレゼンが可能です。
1-2. 企画提案作成時に活用する
(活用例)提案内容の骨子をつくる
- 提案書など顧客に提示するあらゆるアウトプットのアイデアをいきなり真っ白なWordやPowerpointで正書をし出すと、途中で方向性が変わったときに全体的な修正の手間がかかってしまいます。
- まずマインドマップで骨子をつくっておくことでそのリスクを減らし、時間の短縮にもつながります。
1-3. プレゼン時に活用する
(活用例)体裁を気にせずミニマムなプレゼン資料をつくる
- マインドマップの基本要素は「テキスト」と「線」の2つです。必要に応じて画像や動画を組み合わせることもできますが、いずれにせよとてもシンプルな構成をしています。階層ごとにわかれているので、おのずと論理的な資料を仕上げることができます。
- パワーポイントのように何枚もスライドを作成することもなく、一枚ですべての情報が完結します。作成時間も従来の5分の1ですみます。サクッと作成して、顧客へのプレゼン自体に時間を投下しましょう。
(活用例)5つのメリット
マインドマップ式プレセンには、次のようなメリットがあります。
- 話に集中でき、聞き手と視線を合わせる機会が多くなる
- 自由に動いて、自分らしさを出せるのでね興味を惹きやすい
- 柔軟性が高く、融通がきくため、必要に応じて、時間調整がしやすい
- メモ書きを元にするよりも楽しく、印象に残る効果が生まれる
- マンネリ化が避けられる
従来のパワーポイントと比べても斬新であるため、最初は戸惑う聞き手もいますが、マインドマップは直感的に理解できるためすぐに馴染むことができます。
【2】業務を効率化する
2-1. 会議で活用する
(活用例)会議や打合せの議事録をつくる
- 議事録をとる際には、Wordで作成したりメール・チャットに書いて共有するなど、さまざまな方法があります。マインドマップであればロジカルツリー形式で、マップ一枚にすべての情報が網羅されます。
- 会議に参加した複数のメンバーで「同時編集」をすることもできますので、ブレストをしながら同時に議事録の作成も進んでいきます。
(活用例)企画会議は「5W1H」を軸に展開する
企画会議のとき話が分散したりしないように、あらかじめ次の項目をマインドマップに書き込んだ状態で順番に進めていくと効率的です。
- Why(なぜ?)
- Who(だれに?)
- What(なにを?)
- When(いつ?)
- Where(どこで?)
- How(どのように?)
2-2. プロジェクト運用で活用する
(活用例)プロジェクト全体を俯瞰する
- プロジェクトは関わるメンバー全員との合意形成のもとに進められます。やるべき項目をマインドマップを使って洗い出し、メンバーやクライアントと共有することで、やるべきことにヌケやモレがなくなります。
- 全体像を俯瞰できたら一旦マインドマップの役割は終了です。さらに細かいタスクについては、「Asana」や「Backlog」といった専用のタスク管理ツールで共有するとよいです。
(活用例)プロジェクトの構想を練る
- マインドマップはプロジェクトの「初期段階」「上流工程」に対してとくに力を発揮します。「プロジェクトを通じてどのような世界をつくっていきたいのか?」など、最初の構想段階においてメンバー同士がブレストしたり、その概要をさっとまとめるのに適しています。
- アイデア同士を結合したり、グルーピングするのもドラッグ&ドロップでかんたんに操作できますので、柔軟で自由度の高い打ち合わせが可能です。
【3】スキルアップする
3-1. 読書ノートとして活用する
3-2. セミナー受講時に活用する
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思考を整理するならマインドマップ
このブログは、世界で2,700万ユーザーのMindMeister(マインドマイスター)でアイデアを整理しています。自己分析、プレゼン資料、議事録など使い方は自由自在。