ビジネス系マインドマッパーの川添(@kawazoezoe)です。
👇こちらのツイートにあるように「マインドマップで読書ノートをとる」ことで学びが圧倒的に加速する、というのは本当です。
アウトプットのマインドマップはかなり重要。意識的なものを具現化できるようになるから。
「読書×マインドマップ」で学びが圧倒的に加速する! やっぱり書くのは最高だった。 – STUDY HACKER|これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディア https://t.co/HdqyCZQKEE— おつまみ@読書好き (@bungakuda) January 25, 2020
このとき読書ノートを趣味ではなく、あくまで「仕事に活かす」という目的で書くのであれば、ビジネス書よりも教養書(リベラルアーツ系)の方をおすすめします。
その理由について、それぞれの本としての特性になぞらえながら僕なりの視点で解説します。
①「狭く深く」読むビジネス書
再現性がある
ビジネス書は、一般的に仕事のノウハウをまとめたものです。
たとえば『30日で営業成績が200%アップする法則』であれば、営業成績を上げるための手順やコツが記されており、これを読んで実践すればだれでも営業成績がアップするという前提で書かれています。
つまり書いた人が読み手に対して、「こうすれば営業成績が上がるよ」という【再現性】をもたらされるのを期待しているわけです。
いつの間にか消え去っていく
目的がはっきりしている分、回り道になるような余計なことは書かれていません。そういった意味では「狭く深く」読むのがビジネス書ということです。
極論すると、「いま、ここで」必要される人にのみ読まれればいいので、水物(みずもの)のように次から次へと新刊が出てはいつの間にか書店から消え去っていきます。
ゆえに、わざわざ読書ノートを書くまでもなく、本に書かれていることを手順にそって素直に実践さえすれば、個人差はあれども再現することができます。
「ビジネス書=ノウハウ本」である理由はそういうところにあります。
②「広く浅く」読む教養書
役に立つかはすぐにはわからない
教養系の本については、ビジネス書と真逆になります。
歴史、哲学、芸術などジャンルは多岐にわたり、雑多に気の向くままに「広く浅く」が教養書の読み方です。
内容もかならずしもビジネスや仕事への示唆に直結していないため、あとでどんなかたちでビジネスの役に立つのか、読む時点ではわからないものです。
そのため、あとで立ち返って考えたり、参照したりするためにも読書ノートとして記録を残しておくのは理にかなっていると言えます。
読書ノートで要点をつかみ直す
また教養書から得られた知識が実際に実用的な価値を生み出すまでには、ある程度の時間差があります。
『サピエンス全史』を読み終えた翌日に、売上を上げるためのパフォーマンスが営業現場で発揮できるかと言われるとイメージつきませんよね?
時間差がある分、僕らは人間である以上読んだことを忘れてしまいます。そこで読書ノートを参照することで、読んだときの記憶がよみがえり、瞬時に要点をつかみ直すことができます。思い出すために、またわざわざ本を読み返さなくてもいい。
読書ノートを書いておくことの意味がここにあります。
貴重な時間を活かす
もちろんビジネス書を読書ノートとして書くことを否定しません。
中には名著といわれる『影響力の武器』のように、時代を越えて読まれている深みのある本もありますし、一概には言えません(いや、むしろ読書ノート取るべき)。
少なくとも「30日でだれでも」的な刺激的な見出しで、扇動するようなビジネス本(自己啓発?)だと、貴重な時間を読書ノート作りに割くのはなんとももったないと思うのです(余計なお世話?)。
個人の趣味でノート作るのであれば、この限りではありませんが。
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