ビジネス系マインドマッパーの川添(@kawazoezoe)です。
マインドマップって自由度の高さからつかみどころがなく、食わず嫌いな人も結構います。ただ、一度その良さに気づくと「やめられない止まらない🦐」状態になるのも事実です。
今回は、マインドマップが具体的どう使えるのか?ここでは「インプット」と「アウトプット」と大別して解説します。
マインドマップ(のツール)を食わず嫌いしてましたけど、自分の考えをまとめたり、本とか講座とか勉強した内容をまとめておくとかめちゃくちゃ便利ですね。
インプットにもアウトプットにもこんなに使えるとは。
考えが捗りすぎて近々ノーベル賞を獲得してしまうかもしれません。— 名城真彦 (@nasiro3) May 10, 2020
インプット編
① 読書メモ
全体を把握すれば理解が早い
- マインドマップの使い方の定番といえば「読書メモ」。読書体験による知識のインプットを強化し、記憶の定着にとても効果的です。
- 章ごとに要点を抜き出し、MAP上に書き出していくことで、本全体の概要と流れを把握することができます。
- 一度全体像をしっかりと押さえた上で、別の機会に再度読み返すことで知識として早く吸収できます。
書き方の基本手順
- MAPの真ん中に本の名前を書く
- そこから「大項目(章の名前) >中項目(要点)」と展開していく
ポイント
- 要点を書き出したら、そこから小項目として「自分が感じたこと」などを追記していくとGOOD。
- 客観的情報として「要点」をまとめ、さらに自分の主観を追記することで、バランスの良い「読書メモ」ができ上がります。
② ヒアリングメモ
情報同士がつながっている
- 営業マンやライターなどがクライアント企業に訪問し、ヒアリングや取材をする際にメモ書きとしてマインドマップが使われることがあります。
- たいていは箇条書きが多いのかもしれません。ですが箇条書きだと、情報を羅列するだけなので前後の文脈が「分断」されやすくなるのです。
- マインドマップであれば、情報と情報がつながっているので、後日見返しても「なぜその言葉を発したのか?」など背景までも把握しやすくなります。
- またキャリアが浅い人がインタビューに臨むときには、あらかじめヒアリング項目をマップ上に書き出しておくことで、質問にモレがなくなるという利点もあります。
アウトプット編
① セミナーおよび資料作成
とくに最近はZOOMなどと組み合わせて、オンラインセミナーの資料としてよく活用されています。
セミナー講師のメリット
- 資料の作成時間がパワポの5分の1ですむ
- いま話している箇所がつねに把握でき、講座の進行がしやすい
- 適宜マップを「拡大↔︎縮小」することで参加者を惹きつけることができる
参加者のメリット
- 参加者の脳内に「学習地図」が描かれ記憶に残りやすい
- いま聴いている箇所がつねに把握でき、集中力が持続する
- 見慣れたパワポ資料とくらべて斬新なため眠くならずにすむ
② プレゼンおよび資料作成
パワポだと沼にハマりがちに…
- 上のセミナー資料と同じく、プレゼン資料といえばパワーポイントが思い浮かびますが、パワポだとスライドの作成に時間がかかったり、途中で面倒になってしまうこともあります。
- またフォントサイズを統一したり、余計なアニメーションを追加したりとあれこれ凝り出すあまり時間だけを消費するなど、「パワポ沼」にハマりがちになったり…。
提案内容を一枚に整理・集約できる
- プレゼン資料自体を仕事の目的にしてはいけません。あくまで手段です。目的は明日のプレゼン相手に「それでいきましょう!」と言わせること。目的と手段をはきちがえてはいけない。
- マインドマップだと資料作成はパワポの5分の1でOK、フォーマット(樹形樹)が最初から決まってますので、そもそも体裁の沼に落ちることなく早く資料が完成します。
- 商談相手も意思決定力のある経営者ほど、全体像を一枚で整理し俯瞰できるプレゼン資料を好む傾向にあります。
③ 自分を掘り下げる「自己分析」
自然発生的に発想がわいてくる
- 自己分析は、とくに就職や転職活動において欠かせないプロセス。でもいざ自分のことを掘り下げようとしてもなかなか筆が進まないことも。マインドマップを使えば、次から次へと連鎖的にアイデアや記憶がわき上がってきます。
- なぜかといえば、マインドマップの形状は放射線状になっており、これは人間の脳みそのシナプスと同じ構造をしているためです。それにより脳にストレスを与えることなく、自然と発想がわいてくるのです。
自己分析の作成手順
- 紙のノートとペンを用意(※慣れないうちは紙で)
- 自分のことをキーワード単位で、思いつくままにポンポンと書き出していく
- ある程度、キーワードを書き出せたら「仕事」「家族」「趣味」「性格」「目標」などの大きなカテゴリでグループ分けしていく
④ 自分の魅力を伝える「自己紹介」
- 自己紹介をするときにマインドマップを使うと、相手に一目で理解してもらうことができます。
- 作成するときはまず「自己分析」を行って自分の情報を洗い出します。それをもとにして、どの情報を「自己紹介」に採用するのか(採用しないのか)を決めるとスムーズに作成することができます。
- はじめてマインドマップを描く場合、なにをテーマにすればいいか悩む場合には、まず「自己紹介」からはじめるのがおすすめ。
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思考を整理するならマインドマップ
このブログは、世界で2,700万ユーザーのMindMeister(マインドマイスター)でアイデアを整理しています。自己分析、プレゼン資料、議事録など使い方は自由自在。