アイガモ🦆代表の川添です。
フリーランス1100万人時代だそうです。
これからも増えていくでしょう。これは自明です。
フリーや兼業の人が1100万人。全就業者数が6500万人だから6人に1人ってことか。支援サービスが増えてきてるのは良い流れ。/フリーランス1100万人時代、支援サービス広がる https://t.co/mC84yclTM3
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2017年12月10日
かくゆう僕もフリーランス経験4年くらいですが、社員として一定の組織に属していたころには戻れません。
やはり「裁量が自由であること」、これに尽きます。
で、どうしても気になるのが「どうやって仕事つくっていくの?」問題。
人によると思いますが、最初の1〜2年くらいはついて回ることが多いように感じます。実際僕もそうでした。
というわけで、この4年をふりかえってみて、なんとか死なずにこれたのはなにが作用したのか?その核心に迫ります。
❶「つながり」を大事にする
「検索エンジンからの問い合わせ⇒受注」はほんとに数えるくらい。仕事の8〜9割は「つながり」からです。強度に関係なく、特定のクラスターやコミュニティといったつながりの中から仕事が発生します。
だから自分が今つながっているネットワーク、そこに集う人たちを大事にしましょう。
❷ 情報発信を止めない
今や共感して選んでもらう時代。もし共感無しに選んでもらえるとすれば、価格が安いとか距離が近いなどの理由が大半です。
悲しいかなそういった商材は、数値化しやすいためネット上での比較の対象となります。だから数値化できない思想やビジョン(ストーリー)を言語化して発信することをすすめています。
「社長の思い」のような感情は一度の投稿で完結することはまれで、幾度も重ねて発信し、ようやく伝わるもの。だから発信し続けることが大事。
あとできれば発信先の土俵をズラすと、思わぬ先から問い合わせが入ることがあります。
❸「ストック」収益を確立する
フリーランスに安定という文字はないのかもしれませんが、それでも毎月一定のお金が入ってくる「ストック」型の収益源は確保しておきたいところです。
これとは反対の「フロー」型だと、波があり安定しません。まとまったお金は入ってくるかもしれませんが、なにより先々の売り上げが見込めないのは、僕の場合精神衛生的にあまりよくないのです。
下の投稿で、僕の5つの収益モデルを全公開していますが、「ストック」があるがゆえに、「フロー」の仕事をその月にどれだけ対応できるか調整することができますし、毎月のベースがあることで新しいことにも挑戦しやすくなります。
❹ やらないことを決める
これ、結構勇気がいります。
でも、ただ単に「これ嫌いだからやらない」というアホな判断できめるのではなく、まず自分の理想の働き方を「超」具体的に想像してみることからはじまります。
次に、「その理想の領域にたどりつくために、不必要なものはなにか?」をリストアップし、順次捨てていきます。
「捨てる」というと後ろ向きな印象ですが、むしろなにかを「手に入れる」ためのプロセスと捉えるとよいです。
そう、時間という資源が一定である前提では、それらはゼロサムなんです。
❺ ITテクノロジーを使いこなす
言うまでもありませんね。セキュリティとかコンプライアンスとか、一切の煩わしさのないフリーランスであれば、がんがん使い倒しましょう。これらは「武器」です。
クラウドツールにしても数多ありますが、手当たり次第に試してみてしっくりくるツールを選べばいい。
打ち合わせにしたって、直接会うのは初回だけでOK、あとはZoomなりSkypeなり、オンラインでたがいの空いている時間にサクッと済ませる。次にリアルで会うときには、価値が高まってプレミアムタイムになりまよ。
❻ 時間効率を高める
時間をつくりたければ「即レス・即決・即行動」に尽きる。
あとは上に書いたように、わざわざ会わなくてもよいことはオンラインで代替する。電話も月2回くらいで、自分からはかけません。これだけでも効果あります。
❼ 差別化ではなく「先鋭化」
「え!?差別化じゃないの?」とツッコまれそうですが、はっきり言って時代は「先鋭化」です。両者はそもそも似て非なるもので「目線」が違います。
「差別化」はGoogle的発想
差別化というのはいわばGoogle的発想です。つまりGoogleという枠組みの中でのライバルらとの「相対的優位性」をつくるかという目線に立っています。
ライバルが前提の発想なので、つねに彼らの存在を気にしないといけません。やがては疲弊します。結果的にSEOや広告のための投資ができる企業が勝ちやすくなります。
「先鋭化」はユニークであるか
先鋭化は 、「いかにユニークであるか?」という発想です。唯一無二の「絶対的優位性」をつくるか。
いわばアートみたいなもので、評価する人は気に入ってくれてお金を払ってくれます。そうでない人にはまったく響きません。ですが評価者が「ここがいいよ!」と良さを広めてくれさえすれば、おのずとファンが向こうからやってきます。
その意味では、組織人よりもなんら制約のないフリーランスの方が、ユニークさを打ち出しやすく先鋭化しやすいのです。トガればトガるほど、チャンスが増えていきます。
“図らずも”なんとかなる
フリーになりたいと思う人はなにかと不安だと思います。
ただひと昔とくらべると、ITサービスは無料だし、コミュニティもたくさんあるし、SNSで会いたい人にも簡単にアプローチできるし、国や自治体も起業を後押しするし、ZOELOGでも情報提供しているし、ビットコインは上がる一方だし、こんなにいい条件が揃っているわけなので、起業したいのに動けない保守的な状態なのはもったいない。
最初はしんどいかもしれませんが、“図らずも”なんとかなる。僕はそう思います。
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