ビジネス教材としての『VERY』。僕が8年間愛読する理由を言語化してみた

ビジネス教材としての『VERY』。僕が8年間愛読する理由を言語化してみた


カワゾエです。

ふだん経営者をはじめビジネスパーソンの頭の中のぐるぐるを「整理」して、進むべき道筋をつくる仕事をしています。

僕の趣味の一つに、「おもしろいと思うことに対して、なぜおもしろいと感じるのか?をヒモ解く」というものがあります。

むかしから雑誌が好きで、とくに『VERY』は8年間ほど愛読しています。下手なビジネス書読むより有益です。

今回はこの『VERY』をヒモ解いていきます。

雑誌は小宇宙である。

そもそもなぜ雑誌が好きになったかというと、雑多なコンテンツがにぎやかにレイアウトされて一つのパッケージングとして成立している様が、まるで小宇宙みたいに感じていたからなんです。

カオスなのに見えざる秩序があります。

次第に、いろんな雑誌に触手が伸びていきました。

ビジネス教材としての『VERY』。僕が8年間愛読する理由を言語化してみた

ビジネス書より『VERY』読め!

なかでも「愛読誌です✋」と自信を持って言えるのが『VERY』。

女性向けでメイン読者は「VERY妻」もしくはその周辺にいらっしゃる層ですが、そのクラスターに属さない人たちにも愛読されています。

そう、いわゆる『VERYヲチャー』ってやつでして、ZOZOの田端さんをはじめとくにマーケティング業界人のなかにも数多く潜伏しており、NewsPicksの最所さんにいたっては「ビジネス書読むよりVERY読め!」とは豪語するほどです。

『VERY』の何がよいのか?

なぜビジネス書読むより『VERY』読め!なのかというと、

  • 情報の見せ方(論理的に違和感ないか)
  • 訴求の仕方(感性に届けているか)
  • 新しい価値観の提示の仕方

が秀逸だからです。

ファッション誌でありながら、読み手によっては「ビジネス教材」としての側面も持ち合わせています。

潜在的な欲望をうまく言語化しつつ、最新のトレンドを写真やイラストを盛り込み最大公約数的に情報をまとめて数百円ならばコスパは決して悪くありません。

僕が『VERY』を読む理由

はい。えー、一般論を語ってもおもしろくないので、僕自身の『VERY』読む!の理由を解体して言語化していきます。

挙げると16個くらいになりますがあえて3つに絞ります。

ビジネス教材としての『VERY』。僕が8年間愛読する理由を言語化してみた

❶ 同じ船に乗っている感がある

『VERY』と同じ競合誌?にあたるのが、『LEE』『STORY』でしょうか。

ビジネス教材としての『VERY』。僕が愛読する理由を図解して語る

ある日、三誌を読み比べてみたんですが、メンズの僕からするとはっきり言ってどれも同じに見えます。三者三様、同じようなコートを紹介してます。たぶん表紙だけ差し替えても違和感ないですw

ただあるとき『VERY』に限っては、なぜか『VERY』という単語が頻繁に使われていることに気づきました。

しかも単体ではなく

  • VERY族
  • VERY式
  • VERY流
  • VERY的
  • VERY派
  • チームVERY

といった具合に、『VERY+◯◯』のような形式になっている。

 

これっておそらく編集部と読者との間に、

「VERYってこんな感じだよね?」

みたいな暗黙の『VERYらしさ』が共有されている前提があるんでしょう。そうじゃないと造語ってつくれませんから。

 

ゆえに毎月誌面内に書かれた『VERY◯◯』『VERY◯◯』『VERY◯◯』『VERY◯◯』『VERY◯◯』…を目にしていると、

「あ、おれも『VERY◯◯』な気分や」みたいに一種の暗示にかけられることがあります。

そうなると、前のめりになって『VERY』を読むようになる。なんというか、ときに同じ船に乗っている感覚がめばえてきます。

❷ 小島慶子さんのコラムがおもしろい

かなり局所的な理由ですが、エッセイストである小島慶子さんのコラムがおもしろいですね。

最初開いたときに全体を流し読みするんですが、『VERY』にいたっては小島さんのコラムのページをまず熟読します。

ビジネス教材としての『VERY』。僕が愛読する理由を図解して語る

で、「あー、おもしろかった」では物足りないので、そこから一歩踏み込んで、

  • なぜおもしろいのか?
  • なぜ一気に読めたのか?

ライターまたはマーケター視点で分析するのがさらにおもしろいのです。

たとえば先々月号には例の「女たちの武装解除」をテーマにしたコラムは見事な『起承転結』な構成。

以下ざっくり再現すると、

❶「起」

  • 小島)大人の女性って色々あって大変よね〜
  • 読者)うんうん、そうそう。

❷「承」

  • 小島)だんだん不安になるし疲れるのよ。
  • 読者)へぇ、小島さんもそうなるんだ。

❸「転」

  • 小島)そもそも真に受けるのもどうかしら?
  • 読者)え、どういうこと?

❹「結」

  • 小島)私ある日気がついたの。(中略)他人と競争せずに武装解除するとかえって楽になれるわよ。
  • 読者)あー、そういう考え方もあるのか。

と、こんな構成です。

 

小島さんのコラムにかぎらずとも、自分自身がおもしろいなー!と思った文章に出会ったら、立ち止まって「なんでそう感じるのだろう?」の正体を突き詰めるべく、そんな視点で読むとおもしろさ倍増します。

❸ 表紙のタキマキがなぜかよい

いま表紙を飾っているのが専属モデルの滝沢眞規子さん。3児の母で、通称「タキマキ」と呼ばれています。

ビジネス教材としての『VERY』。僕が8年間愛読する理由を言語化してみた

彼女は女子大生のときに結婚⇒30代でスカウト⇒読モデビュー。

普段は、スーパーやユニクロなんかで慎ましく買い物をしているようなセレブ志向のアラフォー読者ママの願望を、「タキマキ」がすべて体現しているところが支持されていると言われています。

タキマキ以前の表紙は、プロモデルか女優タレント出身の女性だったのですが、たとえば井川遥やエビちゃん、知花くららだと現実離れしすぎていて、彼女たちと同じ船に乗ろうという気にはなれません。

表紙がタキマキだからこそページを開くのも軽やかになります。

ちなみにVERYの表紙モデルのコンセプトは、「アラフォー・リアルセレブ」だそうです。

なんのこっちゃ、メンズの僕にはよく理解できません。

リアル『VERY妻』は遠い存在

僕の妻はいわゆる「VERY妻」ではありませんし、僕自身も「イケダン」ではありません。

雑誌としての『VERY』は身近に感じるものの、リアル『VERY妻』な人は遠い存在です。僕が住んでいる糸島には少なくともVERY妻っぽい女性には出会ったことはありません。

日本のどこかにいるVERY妻たちは、今日もタキマキ自転車(HYDEE.Ⅱ)に乗って子どもを園に送ったあと、優雅なママ友ランチ会をしているんでしょうか。

混ぜてもらわなくてもいいので、一度柱の陰からでも観察したいものです。

ブリヂストンサイクル×VERYによるコラボ開発自転車「HYDEE.II タキマキ限定モデル」

(追記)Twitterの反応

12/15夜、Twitterでシェアしたところ多々反応がありました。一部紹介。



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