9/28日発売の新著『モチベーション革命』が話題の尾原和啓氏(@kazobara)。
そんな尾原氏が先日、同書のリリース記念としてニコ動で「脳内検索ワード」について話していたのが印象深かった。
[blogcard url=”http://live.nicovideo.jp/gate/lv306719920″]かけ算の組み合わせを増やす
これからは「自分が好きなこと」を仕事にする時代だと言われている。
でもさ、そんなこと言ったってそもそも好きなことがあったとしても、もうすでにたいてい市場ができているし、成熟した今の社会で仕事になる?という話の流れ。
尾原氏いわく
今は無いものが無い時代。だから、なにかとなにかの “かけ算”のなかでしか好きなこと(=新しい仕事)は見つからない。
どうするかといえば、かけ算の組み合わせをどんどん増やしていって『発火(=ひらめき)』を待つしかない。
で、尾原氏は普段どうしているかというと、
Evernoteに自分の検索ワード(=興味があることや気になること)を書いている。
なんのキーワードで検索するのかを自分が忘れてしまわないようにするため。今だとたとえば「イルミナティ」「トラスト」といったワードがそれにあたる。
異質な情報同士が結びつき合う
そのとき絶妙のタイミングで、画面上にこんな的を得たコメントが流れた。
脳内検索ワードをピン止めしておくのね。
「ああ、それやそれ!脳内検索ワード!」と思わず膝を打つ。
たしかtofubeats(トーフビーツ)もEvernoteにメモしてるけど、別にアナログのノートでも同じことが言えるはず。ちなみに『ケトル』編集長の嶋浩一郎氏(@shimakoichiro)はモレスキンをアイデアメモにしている。
僕も思いつきワードをEvernoteに都度メモっているけど、たまに異質な情報同士が結びつき合って、思わぬアイデアが生まれることがある。
僕はこれをアイガモ農法ならぬ、「アイガモ脳法」と呼んでいる(過去インタビュー参照)。
(※)「アイガモ」とは、野生のマガモとアヒルとの交雑交配種のこと。
予期せぬ情報の偶発性こそが価値
紙でもそうだけど、アイデアやネタをせっかくノートに書き留めても後から見返すことは皆無に等しい。これはもったいない。
スキマ時間に手軽にできる Evernoteのようなクラウドメモなんかを使って、「脳内検索」して眠っているアイデアを掘り起こしていく。すると突如ひらめくことがある。
そんな予期せぬ情報の偶発性こそが価値で、「ぴたーっ」とハマったときはなんかこう大喜利みたいで楽しい。
組み合わせが多いほど“当たる確率”が増える
続けて尾原氏はこうも言っていた。
今までの既存のものの延長では、新しい仕事は生み出せない。
でもあくまでそれをベースとしながらも、○○と□□のかけ算のなかから新しいものをひらめこうという時代だから、その組み合わせの数が多ければ多いほど、必然的に “当たる確率”が増える。
そう、“当たる確率”って「新しい視点」であり、ひいてはそれが自分の「新しい仕事」にもつながってくるんだと思うのです。
そうやって「アイガモ脳法」を使って仕事を軽くしていきましょう!
本日発売の尾原氏の新著には、そんな新しい視点を得るヒントが詰まっていますよ。
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ちなみに、僕のEvernoteの使い方はこちらに詰まっています。
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