「Miro(ミロ)」は、平たくいうと、「オンラインの無限ホワイトボード」です。とくにスタートアップやクリエイティブ系の仕事をするリモートチームにおすすめなコラボツールです。
もともとRealtime Boardというサービス名でしたが、昨年miroにリネームしました。
miro=会議でやれることのすべて
公式サイトによるとユーザー数は世界で700万(2020年8月時点)。名だたるグローバル企業もこぞって使っているようです。
はっきり言いまして、miroを使えばプロジェクト会議でやりたいことのすべてが実現できます。
コロナショックでリモートワークへ切り替えた人も多いなかで、自宅にいながらにして物理的にホワイトボードを使って打ち合わせをしている感覚を覚えます。
おもな利用用途
- ミーティング議事録
- ブレーンストーミング
- ユーザーストーリーマップ
- カスタマージャーニーマップ
- プロダクト要件定義
- ペルソナ設定
- 共感マップ
- ビジネスモデルキャンパス
- カンバン
- バリューチェーン
- ワークショップ設計 など
miroの特徴
とても洗練されたデザインのmiro。UI/UXも秀逸なので、とくにマニュアルを参照する必要もないです。miroを使っているだけで気持ちよく仕事ができそう。
以下、特徴をいくつか挙げます。
メンバー共有&共同編集
友人や同僚をチームに招待してボードを共有することができます。Googleドキュメントと同様に、オーナー管理者がメンバーに権限を与えて共有したり、ボードの限定公開URLを発行したりもできます。
手書き
下の画像は、miroのiPadアプリとApple Pencileで手書きしたボード。本物のホワイトボードのようにアナログで描くことも可能です。
ボードのキャンパスサイズは無限なので、ピンチアウトしながら好きなだけ情報を追記できます。
アプリ連携
70ほどのアプリケーションと連携が可能(2020年4月時点)。Adobe Creative Cloud / Confluence / Notion / Trello / Slack / Google / Dropbox / Github / Googleスプレッドシート / Salesforce / MicrosoftTeams など主要なアプリはほぼ抑えています。
テンプレートが豊富
「テンプレートライブラリ」には、50種類以上のテンプレートが用意されています。いずれもデザインが美しい!
僕はmiroをどう使っているか?
カスタマージャーニーマップ
自社サービスはもちろん、クライアントの新規事業の構築時にも使っています。
ユーザーの行動の全体像を可視化することで、今まで見落としていた顧客との新たなタッチポイントを発見。どのように適切な情報を届けるのかをクライアントと同時編集で書き込み、設計していきます。
マインドマップで思考を整理
miroにはマインドマップも実装されています(Freeプランで使える)。シンプルで操作性も申し分なく、流れるように描くことができます。
僕はふだん、思考の整理のためにMindMeister(マインドマイスター)をメインで使っていますが、miroだと同じボード上に付箋などほかのツールとも抱き合わせで表現・整理できます。
付箋を使ったブレスト
多くのmiro愛用者に好評なのが付箋(ふせん)。リアルの会議さながらベタベタとボードに貼り付けては、ブレストに使っています。
スマホ撮影⇒付箋データに変換
ちなみに本物の付箋をスマホアプリで撮影すると、OCR(文字認識)によってデータに変換してボードに貼り付けてくれます。ただこれ実験してみたんですが、一枚なら成功したものの同時に複数枚だとうまく取り込めませんでした。
リアルで緻密な付箋デザイン
あと細か〜いですが、付箋ごとにシャドウとかシワとか微妙に違いがあるんです。miroのプロダクトへのこだわりの姿勢がうかがえます。
5つの料金プラン
miroのプランは5種類。作成できるボードは3つまでと制限はありますが、「Free」プランでも多くの機能が使えるのでこれで十分という人も多いでしょう。
これが有料の「Team」プラン以上になると、
- 作成できるボードは無制限
- カスタムテンプレートが使える
- 「カンバン」フレームワークが使える
- 「Asana(アサナ)」と連携できる
- メンバーを招待してビデオチャットができる
- アカウント無しのゲストユーザーを招待してボードの同時編集ができる
といったチームでの会議がぐんとはかどる機能が標準で使えるようになります。
SNSでの「miro」への反応・評価
来週開催のウェビナー打ち合わせでMiroを使って会議したけど、とても良いのでオススメ
・考えていることを付箋で可視化
・投票機能を使って深堀りしたいトピックを特定
・特定したトピックを深堀りして議論さらにMiroで可視化した内容は参加者にも共有すれば、準備プロセスもコンテンツになる pic.twitter.com/AifA9juQMH
— 黒澤友貴/マーケティングトレース (@KurosawaTomoki) July 13, 2020
オンラインホワイトボードの「miro」って何のために使うの?ってところを整理している
HOW TOでなくWHYの部分を共有する資料は大事だと感じた。付箋と模造紙は、その存在自体が意味を発しているけど、オンラインツールはそうもいかない。 pic.twitter.com/TJlJxoMm4S
— giri / カタギリショウタ (@giri_shota) June 19, 2020
オンラインホワイトボードmiroが素晴らしいので、もっと普及してほしい。
社内で20人超のオンラインワークショップをやったときも、大活躍。このくらいの規模になると、むしろアナログでやる方が難しい気がする。 pic.twitter.com/m08jX5CRmq— くぼみ /『アフターソーシャルメディア』6/25刊行 (@kubomi____) June 17, 2020
https://twitter.com/wadap/status/1265210459801530373
篠田さんに教えていただいた
Online Remote 無限ホワイトボードの
MiroがやばすぎるPCとiPad+Apple Pencilを組み合わせると
リアルよりずっとCreativeな共同作業ができます動画はMiroでKJ法をやっているもの
この気軽さでできますhttps://t.co/i5Wduk3KCS— 尾原@アフターデジタル9.8万, ネットビジネス進化論2万部突破 (@kazobara) March 22, 2020
リモートチームにオススメ
「miro」
⚫︎お洒落な図解テンプレートが大量
⚫︎共同編集可能プロダクトロードマップ
カスタマージャーニーマップ
バリューチェーン
etc…今まで自分で作るとめちゃくちゃダサくなるから腰重だったけど超気持ち良い。
脳内整理にも使える。 pic.twitter.com/AWbumaOFhm
— Ren / Teracy 仮想オフィス (@renvlog00) February 2, 2020
【動画】Remote work meets Miro
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思考を整理するならマインドマップ
このブログは、世界で2,700万ユーザーのMindMeister(マインドマイスター)でアイデアを整理しています。自己分析、プレゼン資料、議事録など使い方は自由自在。