ビジネス系マインドマッパーの川添(@kawazoezoe)です。
クライアントの課題解決のために日々勉強を重ねていますが、今回は直感力と記憶力を同時に身につけるテクニックである【チャンク化】について紹介します。
これはメンタリストDaigo氏のベストセラー『超効率勉強法』の中でも取り上げられており、彼が何も見ずに3時間ノンストップで講演ができるのも、「頭の中に大量のチャンクが収まっている」からだそうです。
チャンク化とは?
ひと言でかんたんに言うと
チャンク(chunk)とは、「意味のあるかたまり」と言い、バラバラな情報を自分で都合のいいようにグループにまとめる作業のこと。
どんなよいことが起こるのか?
「記憶が定着する」
自分なりの観点でグループ化して整理することで、いつまでも記憶に残りやすくなる。
「直感力が磨かれる」
脳内で一気に論理が展開できる。たとえば通常だと「A⇒B⇒C⇒D」で追わないといけない情報を、脳内で情報が圧縮されているため「A⇒D」と一足跳びでゴールにたどり着くことができる。
具体的な例で言うと
パターン1(分類)
▼電話番号にはハイフン
「090○○○○△△△△」といったランダムな番号の羅列だと覚えにくいですが、「090-○○○○-△△△△」のように「-(ハイフン)」を間に入れると覚えやすくなります。
パターン2(選択)
▼「不安対策」というラベル
たとえば「運動・食事・瞑想」という3つの言葉は、普通の人が聞けばまったく別々の情報にしか見えません。
これをチャンク化の発想を使うことで、「不安対策」というラベル付けができ覚えやすくなります。また「ダイエット」でも「頭をよくする方法」でもOK、つまりは自分が覚えやすいようなラベルを都合よくつければよいのです。
チャンク化の3つのヒント
チャンク化には正式なルールはありません。自分なりの視点でグループでまとめ、しっくりくるまで何度もくりかえすのが基本です。
とはいえイメージがつかみづらい人のために『超効率勉強法』には3つのヒントが紹介されています。
【1】情報の優先度をつける
「どうわければいいかわからない!」という人は、とりあえずこの方法から。
- 覚えたい情報をすべて書き出す
- それぞれの情報に対して、1〜10点で「重要度」で点数をつける
これによって「重要度」という観点でまとめ直され、脳内に一つのチャンクとしてインプットされました。
あとは重要である点数が高い情報から順に手を付けていけばOK。
【2】複数の解法をセットで覚える
たとえば、
- 数学のように1つの問題に複数の解法が存在する科目では、すべてをまとめて学習すること。問題集に「解法1」「解法2」と表記があればセットで覚えておく。複数を覚えておくことで、目先が変わった問題にも応用が利くようにするためです。
- 英作文だと「能動態」「受動態」の複数の表現をセットで覚える。
- 第二次世界大戦では「連合国」だけでなく、敵である「枢軸国」からの視点もおさえておく。
といったように「セット=チャンク」にしておくと、記憶にも定着しやすくなります。
【3】マインドマップでオリジナルチャンクを作る
とくに独特なチャンクを生み出すには、異なった情報が持つ「類似点」や「共通点」を見抜く力が欠かせません。
そこで「マインドマップ(おすすめはマインドマイスター)」が役に立ちます。もともとマインドマップは複数のアイデアをつなげて発想を広げるツールです。
以下は、マインドマップをチャンク化に活かすステップです。
- 覚えたい内容をかたっぱしからマインドマップに配置する
- 完成したマインドマップを定期的にボーッとながめる
- 情報に何かしらのつながり(類似点)が見えたら、それらを線でつなげる
情報のつながりは自分がピンときたものであればなんでもOK、なにをどう組み合わせてもOKです。
目的ありきのテクニック
「チャンク化」は効率的な勉強法の一つです。あくまで目的があってそれに近づくためのテクニックでしかありません。
冒頭で紹介したメンタリストDaigo著『超効率勉強法』には、これ以外にも多くの勉強法が掲載されています。
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