【レポート】フィルCEO「仕事の生産性の定義を変えたい」(11/10 Evernote Work Day 第1部まとめ+所感)

【レポート】フィルCEO「仕事の生産性の定義を変えたい」(11/10 Evernote Work Day 第1部まとめ+所感)

“小さな組織が大きな仕事をつくる”のに最適な『武器』の一つがEvernoteです。

本日、渋谷ヒカリエにて「Evernote Work Day」が開催されました。ツイート埋め込みをメインにレポートします。

今回のイベントは大きく三部で構成されています。

以下、「第1部 記者発表会」を時系列でツイート。

フィルCEOあいさつ

プレゼンテーションモード

 

ScanSnap Evernote Edition

新機能SCANABLE

 

新機能ワークチャット

新機能コンテキスト

 

日経との資本・業務提携発表!

Evernoteが目指していること

 

Evernoteと伊藤園のつながり

伊藤園との新コラボキャンペーン発表

本日の記者発表会まとめ

 

質疑:日経コンテキストについて

 

各社とのフォトセッション

記者発表会 [所感]

【レポート】フィルCEO「仕事の生産性の定義を変えたい」(11/10 Evernote Work Day 第1部まとめ+所感)

なんといっても最大のトピックスは、日経との業務・資本提携ですね。「大切な仕事のためのワークスペース」を唱えるEvernoteにとってはこれ以上にないビジネスパートナーと言えるでしょう。

・日経だから良い

提携第一弾として、Evernote と『日本経済新聞 電子版』の双方のサービス上で、 キーワードや文脈にマッチしたコンテンツをタイムリーに自動配信する 「コンテキスト」機能を提供するとのこと。来年早々には実装されるようです。

NewsPicks上でもいろんな意見が一元的に集まっています。おおむねポジティブな見方が多いようです。「シナジーが期待できそう」「良いビジネスタッグ」と。ほかの新聞社では「色」がつきすぎる、ビジネスユーザーに支持されている日経だから良いですね。

・まるでタコの吸盤のごとく

Evernoteはなにが良いかといえば、「シガラミ」がないこと。ダイソンみたいに静かでスムーズな吸引力をもって、タコの吸盤みたいになんでも無理せず、くっ付けられる。伊藤園やモレスキンなどあらゆる企業とのパートーナーシップ、用途や職種などユーザーを選ばないところなどはまさに。主張しすぎず、かつ洗練されていて目立ったライバルもいない。

・新しい価値を創っている

いいとこ尽くめのようですが、理由はひとつ。Evernoteが既存の市場を奪わないから。同じ枠内で勝負をしない。既存市場で競合を競り合ってユーザーを取り合うのではなく、パートナーとともに新しい市場・価値を創っている。ゼロサムによって誰かがマイナスになることもなく、「おれ、Evernoteって嫌い」というユーザーを聞いたことがありません。

・Evernoteが最大限のお膳立てを

日経のコンテキスト配信は、具体的な実装には年明けになりそうです。双方での情報表示・配信の精度やタイミング等はまだ未知数です。

ここは大いに期待するとして、日経とEvernoteの情報の組み合わせは無限大ですので、結局のところ組み合わせの発想力、つまりは属人的な能力に収斂されます。「Evernoteとしてはそのお膳立てをこれまで以上に最大限やりますよ」といったメッセージを私は受け取りました。

【レポート】フィルCEO「仕事の生産性の定義を変えたい」(11/10 Evernote Work Day 第1部まとめ+所感)

(組み合わせ例)

  • 競合のパンフレット・メルマガ×ニュースリリース
  • 新事業プロジェクトメモ×新技術・関連ニュース
  • 名刺データ×業界ニュース・異動情報
  • 取引先情報×事件・事故
  • プレゼンテーション×統計・業界ニュース
  • アイデア×新商品

もっとも仕事のアウトプット自体はEvernoteではなく、ユーザー自身が作り上げるもの。要は、「Evernoteのおかげで、アウトプットに費やした時間と品質がいつもと違うわ〜」と言わしめたいということですね。

・The new workspace.

先月くらいに当初発表されたワークチャットやコンテキストも、正直なところ「なぜ?」でしたが、今回の記者発表を通じて、Evernoteの“意図”が理解できました。「コミュニケーションさえも一元化」「いちいち検索をせずとも、自動的に情報が入手できる」。はい、たしかに無駄がありません。だから「The new workspace.」というわけか。

どの業種にもすぐに適用できるわけでないでしょうが、生産性にフォーカスを当てた仕事をする上では、理にかなっていると思います。むろん本来はそうあるべき。一方で、理にかなっていない旧態的な日本式の仕事場に風穴を空けるような新しいワークスペースになることを期待しています。

会見が終わったくらいに、さっそく日経より「電子版の基本料金が年内無料になる《秋割》」のメール案内が来ました。さすがしたたかですね。

そうそう、やはりフィルはジーンズをはいて登場しましたよ(ニヤリ)

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