アイガモ🦆代表の川添です。
このところ個人の方からのキャリアコンサルの依頼があとをたちません。
先日も、七社会のとある会社に勤める男性から
という相談が。
ちなみに「七社会」とは、福岡経済を動かしている有力企業7社(九電・福岡銀行・西部ガス・西日本シティ銀行・九電工・西鉄・JR九州)によって構成される互友会のこと。福岡に限られた局所的なGAFAみたいなものです。
しかし
むむ、「せっかく」というフレーズが気になりますね。
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まず最初の選択肢として、いまの会社が兼業または複業OKであるかどうか。
それが可能なら、「七社会企業×スタートアップ」という福岡でも稀有なはたらき方が実現でき、もれなくチヤホヤされることになるので、当面はそんな気持ちいい環境のなかでじっくり考えればいい。
でも複業NG。そう甘くはない七社会。そうなるとトレードオフ、いずれかを選択せざるを得ません。
間は端折りますが、結論として本人にとって将来的に期待値の高いと自覚するスタートアップに転職した方がいい。
なぜなら、すくなくとも彼は、七社会を「記号」として見ておらず、これまでの経験を新しい環境で具体的にどう活かせるのか?しっかりと言葉に落とし込めている。その方が精神的にもよい。
高度成長時代でもないのにいまの状態を維持しても悶々とした日々が続くでしょう。
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彼がやるべきことはパートナーの合意を得ること。そのために自分の気持ちをぶつけてみる。対話を重ねること。
まあトランキーロ、落ち着いて。ここですこし間を空けて、
と、冷静かつストレートにぶつけてみる。
もし仮に、
と即答が来たらキャリア相談ではなく、場合によっては離婚相談の方がよいのかもしれません。
ちなみに夫婦問題は専門外でございます。僕の経験談でよければ、別途飲みの席で話します🍺
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いずれにせよ往々にして仕事は「手段」です。ご家族がいらっしゃるのであれば「家族の幸せ」が目的でしょう。
一つ言えるのはいまの時代、「記号」で会社を選ぶとロクなことがないということ。
今回はいい機会です。原点に立ち止まって、「私たちは夫婦としてどんな人生を歩みたいか」という本来の目的軸から、はたらき方についてじっくり考えてみる。
一事が万事。そうでないとまた人生の節目で同じような衝突が起こりますから。
最後に追記。
そもそもパートナーは「スタートアップは何ぞや」をよく理解していないと思われます。ビットコインよろしく、あやしく得体の知れないものという認識なのかもしれません。彼に手ぬかりがあるとすればソコです。パートナーに相談する一番最初の段階でおさえておかないといけません。よくわからないものには拒否反応を示すのは当たり前ですから。
※なお当記事は「同じ悩みを持つ人のなにか参考になれば」ということで相談者の許可を得て再現しています。
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