万能ノートアプリ「Notion」とマインドマップツール。いずれも便利なツールではあるけれど、両者をどう使いわけるか問題に直面している人をたまにお見かけします。
今更ながら, Notionを使い始める. マインドマップとの使い分けがキモかしらね.
— 山本雅洋 Masahiro Yamamoto (@pharmasahiro) May 7, 2021
特徴の違いをおさえる
ポイントは、まず両者の特徴の違いや得意なことをおさえること。
- マインドマップ
・全体像をまとめる
・論理的に整理する
・WHY(WHAT)を深掘りする - Notion
・フリーフォーマット
・具体的に整理する
・HOWを深掘りする
マインドマップは、何で構成されているのか大枠を一気に見通していくために使っている。
Notionは、より具体的なhowをまとめる必要がある場合に使うことが多い。
だいたいはマインドマップにお世話になってるけど、プログラミングとか英語はNotionないときついなー
— くつした🧦IT教材企画編集者 (@ktst0707) May 4, 2021
前提条件をそろえる
マインドマップは、インストール型とWEB(オンライン)型などいくつかのタイプが混在しています。
NotionはWEBベースのアプリなので、両者を同時に使うのであれば、マインドマップもWEB型がおすすめ。なぜなら前提条件をそろえておいた方が、なにかと使い勝手としてはよいからです。おすすめは、miroまたはMindMesiterあたりですね。
使い分け実践例
すてきな事例をTwitterで発見しました。教育現場での活用事例です(しかも学生と共有)。まさに両者の特徴をおさえた使い方ですね。
#Notion で授業ノートを作って全体を管理し、#Mindmeister でコマシラバスまで掘り下げると楽。
マインドマップと授業ノートは学生に共有して、休んだとしても内容が振り返れるようにしています。
平時では正直やりすぎな気はするけど、遠隔授業になったらこれぐらいやらないとダメな気がする。 pic.twitter.com/hq676217X5— myoshihashi (@yossya0530) April 14, 2021
相互補完的に使う
上に書いたようにいずれも特徴に大きな違いがあり、それぞれ得意なことと不得意なことがあります。それらを相互補完的に使うことが、結果的に満足がいく「使い分け」ができるのだと思います。
注意したいのは、「とりあえず便利そうだから」という安易な理由で、あまり考えずに2つとも取り込もうとすると、本来の目的を見失って持て余してしまうか、ツールに翻弄されてしまうことになります。
避けたいのは「手段の目的化」
もちろん「おれ、ツール大好き」的な趣味であればこの限りではありませんが、多くのユーザーは仕事の効率化のために使うでしょうから、そうなると手段としてのツールにあまり無駄に時間をかけるのも「どうなの?」というのが僕の考えです。
Notion上でマインドマップを使う方法
Notionとマインドマップをそれぞれ独立して使うのが一般的です。なかには「そんなの面倒だからNotion上でマインドマップが使えたらいいのに」といったユーザーもいます。
残念ながら現時点ではNotionにマインドマップ機能は実装されていませんが、外部ツールとの連携することでNotion上でマインドマップを使うこともできます(あくまで「使う」であって「作る」ことは不可)。
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