「ゾエさん、なんか『クリエーティブワークのためのクラウド型メモツール』という触れ込みで『Milanote(ミラノート)』というツールが最近リリースされたようです。」
「川崎くん、それオレも使ってみたよ。なかなか良さげ。」
「FacebookやAppleなんかも使っているとか。」
「あ、そう、ふーん。」
《もくじ》
1. 一言で表すと、バーチャルなホワイトボード
2. Evernoteの代替ツールになる?
3. 視覚的な自由度が高い分、クリエイティブを発揮
4. “時間”の概念を大切にするEvernote
5. Milanoteのユーザー登録方法 [3ステップ]
一言で表すと、バーチャルなホワイトボード
「海外のメディアでは『Evernote for creatives(クリエイティブのためのEvernote)』って言い切っちゃってるみたいで。」
🔗Milanote is the Evernote for creatives
「そうそう、Milanoteはテキストとか画像、Officeなんかのいろんな情報をクラウドに保存できる。ここまではEvernoteとほぼ同じ。」
「はい。で、その違いとは?」
「保存して蓄積するだけでなく、個々の情報を関連づけたり、自由に並べ替えやレイアウトができる。一言で言うと、バーチャルなホワイトボード。」
「バーチャルなホワイトボード!?」
「ホワイトボードに見立てたWEB画面上に、情報をペタペタとに貼り付けて、線や矢印などを使って、ビジュアル化できるってのが大きな特徴だね。」
「たしかにEvernoteでは、ノート内で情報を縦横に“ぐりぐり”動かして、好きなレイアウトに並べるってことできないですもんね。」
「そうそう、Milanoteを使えば、様々なアイデアや情報を視覚的に整理できる。それによってリサーチやコンセプトワーク、プランニングといった、創造性の高い作業を効率的にすすめることができまっせ!ってことを訴求している。」
「それで『Evernote for creatives』というわけか。」
「まあEvernoteは、もともと“ぐりぐり”な設計になっていないしね。」
Evernoteの代替ツールになる?
「気になるのは、Evernoteの代替ツールになりえるのか?ってことです。」
「結局ユーザーがどう使うか?だからユーザー次第。代替とも言えるし、代替とも言えない。」
「ま、そうすけど…。」
「ちなみにMilanoteのCEOの人が、ブログに『なぜEvernoteを使って創造性を低下させるのか?』みたいなことを書いてる。思いっきりEvernoteを意識しとる。」
🔗https://medium.com/milanote/why-using-evernote-is-making-you-less-creative-c87b77ced69c#.3d7ctmy74
「うへ、ほんとだ。」
「Evernoteを認めつつも、EvernoteができないことをMilanoteならできるよと言っている。で、代替できるかどうかは、両者についてもう少し理解を深めてから判断したほうがいいかもね。」
「あ、はい。(おいおい、じらすなよ)」
視覚的な自由度が高い分、クリエイティブを発揮
「かつてEvernoteが、“第2の脳“と言われていたときがあった。」
「ですね、“すべてを記録する”というコピーも使われてましたね。」
「そうそう、とにかくなんでも記録できる。で、必要なときに検索して引っ張り出せばいいし、メモさえしておけばあとで見ても当時の記憶が蘇る。ときにアイデアやセレンディピティ(偶然の予期せぬ幸運)を誘発することもある。」
「なるほど。そもそも両者の思想に違いがありそうです。」
「一方のMilanoteは、情報と情報を視覚的に関連付けることで、生み出される新しい発想とか文脈みたいなものが価値。そのための道具(クラウドのホワイトボード)ってこと。」
「なるほど。生み出される新しい発想が価値というのは、両者とも共通してますよね。でも視覚的な自由度が高い分、Milanoteの方がよりクリエイティブを発揮できるよ!ってことか。」
“時間”の概念を大切にするEvernote
「あとEvernoteの方は、“時間”の概念を大切にしている。Milanoteはそうでもない。」
「時間?そのココロは?」
「Evernoteってさ、各ノートごとに作成・更新日時が記録されたり、履歴としていちいち残っている。日時指定すれば復元もできるよね。」
「はい、たしかプレミアム会員だと復元できたはずです。」
「公式サイトでも『Evernote のデータ保護に関する3原則』を丁寧に打ち出しているのも、長期にわたって保存しておけるから安心して使ってほしいという意思のあらわれだと思ってる。」
「たしかにそうすね。Evernoteはずーっと先まで大切な情報を保存しておくというイメージですが、Milanoteは必ずしもそういうわけではなさそうです。」
「クリエイティブとはたいして縁がなくて、ずっと記録を残しておきたければEvernoteでいいんじゃね?」
「(最後はなんかテキトーやな)」
Milanoteのユーザー登録方法 [3ステップ]
「ゾエさん、さっそく試したいです。ちょっと慣れないようなユーザー登録方法ですよね?」
【Step 1】まずトップページ上の『Request early access』をクリック。するとメアド入力画面に移動するので、メアド入力して送信する。
【Step 2】すると下のようなメールが届くので、リンク箇所をクリックする。
【Step 3】そしたらアンケート画面が開く。Milanoteをどう使うか?などの簡単な質問に答える。回答後は完了ボタンを押すと、会員登録用のメールが届くので登録手続きをすればOK!
「あざす!やってみます。(めんどくせー)」
「やってみなはれ。」
▶︎『Milanote(ミラノート)』
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