《図解》なぜ人はすぐ「仕事術」系の道具に飛びつくのか?

「メモの魔力」を使いこなせず挫折しないために必要なことはなにか?

カワゾエです。

僕はふだん、経営者をはじめビジネスパーソンの頭の中のぐるぐるを「整理」して、進むべき道筋をつくる仕事をしています。

SHOWROOM前田さんの新刊『メモの魔力』が発売前からSNSを中心に話題のようですね。

「オレできる」感が自然醸成

この手のいわゆる「仕事術」系というのは、一部のビジネスマンにはウケがよいです。

ただ食いつきはいいものの長くは定着せず、また新たな「◯◯術」にとびついては手放すという無限ループに陥りやすい傾向にあります。

もっとも本人としては、

「魔法の道具を手に入れた!」
「これで仕事はかどるかも!」
「使いこなすオレかっこいい!」

といったように、「オレできる感」が体内で自然醸成されていきます。

あまりの気持ちのよさに無限ループに状態に。次々に新しい道具がリリースされて、そっちに目移りしてしまう。

実はこれ、自己啓発本にも同じことが当てはまります。「中毒性」ですね。

結果的に“やめられない止まらない”となるため、広くビジネスマン的【かっぱえびせん】現象とも言われています。

振り返り習慣を持ち得ない

こうやって書くと一定数の人から

「理屈っぽいよ。オレらの好きなようにさせろよ!」

という声が飛んでくるのですが、かなしいかな「理屈っぽい」というやつほど、コロコロと道具を変えては結局使いこなせずにいます。

しかも

なぜ自分にはこのやり方が合わなかったのか?

という振り返り習慣を持ち得ないというタチの悪さも見受けられ、気がつくと次の道具に関心の矢印が向き始めます。

手段を目的化しない

一方で、投資のわりには効果のないかっぱえびせんから、そろそろ足を洗いたいという人たちもいます。

そんな【脱・かっぱえびせん】のためにはどうすればいいか?一言でいうと、手段を目的化しないことです。

以下「メモ術」を例に、全体を「川」にたとえて説明します。

メモの魔力:《図解》なぜ人はすぐ「仕事術」系の道具に飛びつくのか?

① まず川上と川下を理解する

  • 川の上流(=川上)が「WHY」、つまり「何のために?」という目的です。
  • 川の下流(=川下)が「HOW」、つまり「具体的にどう使うのか?」という手段です。

② つい「HOW」に目線が行きがち

  • かっぱえびせん的ビジネスマンの目線は、最初から「HOW」に向けられています。
  • 彼らは川上を通過せずに楽をしようと、ショートカットでいきなり川下にやってきます。たまたまそこで見つけただけの道具や仕事術を拾っているわけです。

③ 大事なのは「川上⇒川下」

  • 大事なことは、川上で目的を自覚し、川下に落ちている自分にとって最適な道具を拾うこと。
  • もちろんいきなり川下でよさげな道具を拾ってもOK。ただしそれが自分に合っているか、目的に沿っているかを川上へと「逆流」して確かめること。

重要なのは【WHY】

そろそろ「お前はどうなんだ?」とつっこまれそうなので、ここいらで予防線を貼っておきます。

メモ術における僕の「WHY」はおもにこの3つです。

「メモの魔力」を使いこなせず挫折しないために必要なことはなにか?

① 備忘 ⇒外付けHD

かの「ヘビングハウスの忘却曲線」の法則によれば、当日の記憶の7割が翌日には忘れてしまうそうです。メモは備忘のための「脳みその外付けのハードディスク」として機能させます。

② アイデア ⇒化学反応を起こす

僕のサービスはすべて無形商材です。価値の源泉はアイデアですので、そのタネとなる情報はとても価値があります。いまは直接役に立たずとも、いつかメモとメモが化学反応を起こしたり、一定期間寝かせることでおもしろいアイデアへと発酵します。

③ 下書き ⇒高質なアウトプット

新しいサービスの構想やブログ記事の下書きとしてメモをします。メモを取らずにいきなり文章を書くのではなく、「下書き⇒本番」の流れで書いた方が、文章が磨かれるため結果的に文章の質が高まります。

アウトプットを生み出すインプット基地。僕の仕事を支える双璧ツール、EvernoteとMindMeister

2018.08.15

不審の原因を道具に求める

かつて僕がホークス球団の公式ライターだったとき、ドラフト上位指名の有望選手のはりつき取材を担当していました。

彼は有望なわりにずっと雁ノ巣球場(二軍本拠地)をうろちょろしています。なぜだろう?と定点観察していると、一軍で活躍する選手とくらべてみるとしょっちゅうバットを変えていたんです。

いま思えば、打撃不審の原因をバット、つまり「道具」に求めていたように思います。

自分に見合った道具を見つけよう

ビジネスマンも同様、新しい道具を手に入れれば「オレ仕事デキそう」という錯覚が芽生えるために、川下あたりをうろちょろします。

同じバッターでも、ホームランバッターとヒットメイカーとでは打撃スタイルが異なります。

自分がどんなバッターを目指すのか?

「脱・かっぱえびせん」は、目標とするバッター像に見合った道具を見つけるところから始まります。

メモの魔力の恩恵にあずかるために

冒頭で紹介した『メモの魔力』は良書です。

本書の前段には「川上」に関する記述がふんだんに盛り込まれています。大事なことはどうしても抽象的に書かれるため、後段の具体的なメモ術へとスキップしがちになります。

文字どおり、メモの魔力の恩恵にあずかりたいのであれば、川の流れに沿うように読み進めるをおすすめします。



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