
ビジネス系マインドマッパーの川添です。
発想力や記憶力を高める思考ツールであるマインドマップ。もともとこの「思考法」自体は、イギリスの大学教授だったトニープサン氏によって開発されたものです。
すでに海外の学術機関では、マインドマップによる学習効果が実証されているようです。
さらにわが国でも同様の効果が複数の大学の論文で言及されており、今回は有識者による論文データベースサイト「CiNii」での記述を引用しながら紹介します。
尚絅大学(熊本市)
- テーマ:「マインドマップが学習効果を高める要因の検証」Inspection of factors that MindMap makes a Learning Effect
- 著者:高橋文徳教授
学習活動上でマインドマップを使用することで,学習効果を高めることができる。その要因を明確にするため,質問調査によるマインドマップの使用前後での差異の検証,及びその差異の潜在要因の分析を試みた。その結果,要因として3つの因子を抽出し,それぞれ「思考整理因子」,「対象把握因子」,「作業効率因子」と定義した。因子を定めることにより,マインドマップと脳の類似性が学習効果を高める要因であることが示唆された。
埼玉大学(さいたま市)
テーマ:「マインドマップを活用した生徒の思考整理を支援する指導過程の提案」The Proposal of Teaching Process Using a Mind Map which Supports the Cogitation of Students
著者:教育学部 山本 利一教授
本研究は,学習内容や学習の進め方をコンピュータを活用して整理し,生徒自身が見通しを持った学習計画を立案する授業実践報告である.「ロボット製作」を題材として,学習すべき項目の検討,作業計画など,コンピュータを活用してマインドマップを作成・修正する授業展開である.実験授業の結果,計画設計能力,思考整理能力の向上が見られた.また,生徒は,マインドマップやそれらを描くソフトウェアに対して興味・関心が高く,他の分野への転移の可能性があることも確認できた.
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