「技術なのか?魔法なのか?」区別がつかない世界がやってくる。

「それって技術なの?魔法なの?」もうすぐ区別がつかない世界がやってくる。

アイガモ🦆代表の川添です。

弊社は事業の一つとして、「イトプロ」という子ども向けのプログラミング教室を運営しています。

親御さんとお話するなかで、「うちの子もプログラマーになってくれれば」と、わが子の将来の職業を願う方がたまにいらっしゃいます。

これについては、「そうですね。プログラミングを理解しておくのはよいと思いますよ。ただお子さんがプログラマーになるかどうかは、本人の意思に任せるのがよいと思います」と返しています。

めまぐるしく高度化する技術

いまものすごいスピードで技術が高度化しています。

それがわかる最新の事例を2つほど紹介します。

“魔法”のような「お絵かきAIソフト」

たとえば、これは落書きレベルの絵をリアルな風景写真に変換できる、まるで“魔法”のような「お絵かきAIソフト」です。

イラストレーターや写真家は、一体どうなるのでしょう?

“魔法”のような「自動文章作成ツール」

たとえば、これは出だしの一文さえ書けばそれを元に記事や物語をまるまる書き出してくれる、まるで“魔法”のような「自動文章作成ツール」です。

ライターや小説家は、一体どうなるのでしょう?

そして「魔法のような世界」へ

「高度に進んだ技術は魔法と区別がつかない」と言われます。

指数関数的に進歩する「技術」がいつのまにか「人間の適応力」を超えて、さらにその差が開こうとしています。やがて近い将来「魔法のような世界」になります。

「技術なのか?魔法なのか?」区別がつかない世界がやってくる。

が、あせらずに冷静になってください。上の2つの事例もそうですが、どこまでいっても「技術」であることには変わりありません。

複雑ながらもプログラミングされた論理的なシステムでつくられたものです。

「自分もできるかもしれない」

こちらのスーパーマリオゲーム、動画を再生するとわかる通り、僕らがすでに見慣れたスーパーマリオです。

でも実はこれ、任天堂スイッチやファミコンの動画ではなく、「Scratch(スクラッチ)」という当プログラミング教室でも採用している子ども向けのビジュアルプログラミング教材で作られた作品です。

Scratchを使えばプロでなくても、このレベルの作品は作れてしまいます(もちろん作り手のセンスと努力は必要ですが)。

しかもScratchの場合、自分の作品を全世界に公開することができ、どのようにプログラミングしたのかその中身もすべてみることができます。

「技術なのか?魔法なのか?」区別がつかない世界がやってくる。

僕らが子どものころ、マリオがどうやって作られているのかはまったくの「ブラックボックス」でした。

でも今の子どもたちは、設計図付きの作成ツールを無料で手に入れているんですね。

「イトプロ」では授業の際、Scratchでつくられた作品をかならず子どもたちに見てもらい、実際に動かしてもらいます。

次に、中身の設計図を見せると「こういうふうに作るんだ」と目を丸くする一方で、「自分も作りたい!かんばればできるかもしれない」と目を輝かせます。

疑って考える習慣は「最大の防御」に

魔法のような世界が訪れることのリスクは、自分が知らないうちに情報を抜かれていたり、便利すぎるゆえ思考停止になり、一部の頭のいい人に操作されてしまうことです。

プログラミング的な思考があれば、どこまでいっても技術であることがわかっていますから、「ちょっと待てよ」と立ち止まって考えることができます。

一見便利そうな無料サービスであってもそれなりの理由があるわけで、「なぜ無料なのか?」と仮説を立てた上で、それを利用するかどうか自己判断することができます。

そう、疑って考える習慣は「最大の防御」になるんです。

自ら考え手を動かす子どもたちを育てる

もちろん頼もしい「武器」にもなります。

自分がやってみたいことがあれば、それを実現するために必要な「道筋」を逆算して考えることができます。

プログラミングの設計図に多くふれ、試行錯誤をくりかえすうちに、自分の将来の設計図をもイメージする「素地」が自然と育ちます。

 

これから「魔法のような世界」がやってきます。

  • イラストレーターや写真家はどうなるの?
  • ライターや小説家はどうなるの?

といった「一体、どうなるの!?」といった戦々恐々的な発想ではなく、

  • 自分はどうするか?どうしたいか?
  • そのために必要なことはなにか?

自分ゴト的な発想で手を動かせる子どもたちを地域に育てていきたいというのが弊社の願いです。

 

プログラミング教室はそのための手段として、これからも鋭意運営していきます。



「編集」の力で世の中を丸くする。

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