戦略とは「戦いを略する」こと。仕事は一点集中、それ以外は削ぎ落とす

ゾエ (Yuki Kawazoe) 
戦略とは「戦いを略する」こと。重要な仕事にのみ集中、それ以外は削ぎ落とす

どうもです!

このところ新規でのWEBサイト「制作」案件の仕事をやらないようにしました。

一方で、新規事業やマーケティング施策の「壁打ち」相手として、少しずつ対価をいただける先が増えてきました。

要はアイデアを出したり、意見交換したりと新しい視点を提示することで、顧客を次の最適なアクションへと導くことが目的です。

「あれもこれもやりたい!」

顧客と対話をするなかでよく感じるのが、「あれもこれもやりたい!」という要望が大きいこと。

とくに経営資源が乏しいベンチャーとか起業したての事業者の方ほどその傾向が強いです。

たとえば、「A・B・C三つの事業をどれもやりたい」と。

いや、いいんですけど、相互に関連性というか、シナジーを生むようなシナリオがあるかというと、どうもそうではなく、「やりたいから」という気概を頼りにしている様子。

とある経営者とのやりとり

先日とある経営者とこんなやり取りがありました。

  1. 一般消費者向けのサービス
  2. 中小企業経営者向けのサービス

上の2つのサービス、どちらも力を入れて対外的にもっと打ち出していきたいと。

ただ、それまでの社長の話ぶりから、どちらも中途半端になってしまうだろうと予感。

その後、いくつか質問を重ねていくうちに、結果的に❷を重点的に取り組んでいく結論に落ちました。

市場の伸びしろは?

どういうことかというと、

現在の双方の収益比率は9:1で、前者の市場の伸びしろは頭打ち状態にあると。

であれば、

  • ❶は、これ以上の積極的な新規開拓はせずに既存顧客の維持につとめる
  • ❷は、事業承継やM&Aといった市場性が見込めることから積極的に掘っていく

という戦略でいきましょうと。

ボトルネックはなにか?

❶への「思い込み」にありました。

つまり、現在❶が全体の9割を占めており、伸びしろがさほど期待できないにもかかわらず、「今後もきっと顧客が増えるのではないか?」という思い込みが社長のなかにあったんですね。

毎日何件も一般顧客と面談しているうちに、そんな「錯覚」が芽生えていたようでした。

まとめると、

  • 社長自身、日々の忙しさから「盲目」になっていた
  • 現在どんな状況にあるのか「客観視」できていなかった
  • 社員もそのようなことを意見する空気でなかったこと

というわけです。

川添はなにをするか?

で、僕の仕事はというと、

  • ボトルネックを突き詰める
  • 次になにをすればいいかを一緒に考える
  • クライアントが動くために必要なサポートをする

ということになります。

「トレードオフ」で考える

戦略の話に戻ります。

戦略とは「戦いを略する」ことです。

戦略とは「戦いを略する」こと。仕事は一点集中、それ以外は削ぎ落とす

つまり、なにかを選ぶには、なにかを捨てなければいけない。「トレードオフ」の考え方です。

実際にはこの判断が意外と難しいんですよね。なぜならトレードオフが起こるのは、当事者にとってはどちらも捨てがたいような状況だからです。

  • 「どれを捨てて、なにに絞るか?」という発想ではなく
  • 「どうすれば両方できるだろうか?」という発想になりがちです

削るのは身体ではなく「それ以外」

もっと言うと、忙しく動き回ることが「有能さの証」だととらえている社長はいつかつぶれます。

休み返上で、睡眠時間を削ってまでやらなければ!と無理するんです。

これは逆効果。

  • 「睡眠」は身体をリセットし、脳のパフォーマンスを高めるために不可欠ですし、
  • 「遊び」は脳を創造的にし、ストレスを軽減してくれますから。

よく「身を削る」と言いますけど、削るのは「身体」ではありません。重要な仕事一点に集中したあとに残る「それ以外」ですから。

まとめ

  • 戦略とは「戦いを略する」こと
  • あれこれやろうとすると、すべてが中途半端になる
  • 重要な仕事に集中、それ以外を削ぎ落とす


“はたらく”を軽くしよう!

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