[サクッと書評]『知的戦闘力を高める 独学の技法』(山口周)

ゾエ (Yuki Kawazoe) 
[サクッと書評]『知的戦闘力を高める 独学の技法』(山口周)

本は未知の世界へのパスポート。

今回は、山口周著『知的戦闘力を高める 独学の技法』をサクッと書評します。

どんな本か?

MBAを取らずに独学で外資系コンサルになった著者による「武器」としての知的生産術を紹介。

歴史・経済学・哲学・経営学・心理学音楽・脳科学・文学・詩・宗教・自然科学戦略からインプット、抽象化・構造化、ストックまで知識を「使いこなす」最強の独学システムが紹介されている。

読んだらどうなる?

  • 知識がたんに「物知り」で終わるのか?それとも「武器」に変えることができるのか?その転換ポイントを知ることで、自分の意識を変えるきっかけとなる。
  • 生産性を高める独学の技法のみならず、教養の入門書としても使える。

ココが読みどころ

[サクッと書評]『知的戦闘力を高める 独学の技法』(山口周)

(オンラインマインドマップ「MindMeister」で作成)

📖「独学のメカニズム」4つの要素

独学の技術は

  1. 「戦略」
  2. 「インプット」
  3. 「抽象化・構造化」
  4. 「ストック」

という4つのモジュールで形成される。

①「戦略」

戦略の「略」に着目。なにをインプットするかだけでなく、「なにをインプットしないのか」を決めることが重要。

②「インプット」

街中を歩いていても、注意をはりめぐらすこと。独学する時間の絶対量を増やすことは必要不可欠であるが、そのために移動時間などでも「学びの稼働率」を上げること。

③「抽象化・構造化」

知識を「武器」に変えるスキルにあたる。すぐれた経営者は直観的にそなわっているスキルである。得た知識を、仕事の現場や実生活で応用するために必要なプロセス。

④「ストック」

Dropbox、GoogleDrive、Evernote...。3月最終週は「情報整理ウィーク」上の③で抽象化・構造化した知識を、いつでも引き出せるように貯蔵しておく。著者はクラウドメモアプリ「Evernote」にストックしている。

検索やノートブック、タグなど、いざ自分が引き出しやすくするための設定をしておくとよい。

📖 独学の対象は「テーマ」で決める

一般的に独学というと、歴史や哲学などの「ジャンル」から入るケースが多い。

戦略的に独学をするのであれば、ジャンルではなく「テーマ」で決めたほうがいい。ジャンルとは既存の枠組みにすぎず、そこからは独自性ある示唆や洞察は生まれにくい。あくまで重要なのは自分が追求するべきテーマである。

👇たとえば権力構造をテーマに学ぶとしよう。

ジャンルから入る場合

このとき安易に経営というジャンルの「組織論」から入るのが常套であるようだが、得られるのは必要最低限の知識のみ。

テーマから入る場合

[サクッと書評]『知的戦闘力を高める 独学の技法』(山口周)テーマが入り口であれば、より広い範囲から示唆を得ることができる。歴史、文学、政治哲学、映画など、権力構造を扱ったジャンルは数多い。

たとえば、

  • 「組織⇒組織論」
  • 「権力⇒リーダーシップ論」

などと、テーマとジャンルを「一対」で考えるのはNG。

ひとつのテーマを考えるときは、さまざまなジャンルとの組み合わせを考える。そこではじめて示唆と洞察が生まれる。他人と差がつくのはこのインプットの手法を実践しているかである。

最後にひと言

カワゾエ
学生時代のエピソードを思い出しました。

[サクッと書評]『知的戦闘力を高める 独学の技法』(山口周)同じ先生から同じ時間量で同じ教科を学んでいるにもかかわらず、なぜか全教科満点の友人がいました。ある日彼を観察していると、ノートの取り方に違いがありました。

彼は学んだことを自分で「③抽象化・構造化」して書き出し、ノートに「④ストック」していたんです。

少ない勉強時間でより多くのインプットと知識を身につける彼の手法は、今回取り上げた『知的戦闘力を高める 独学の技法』と重なる点があり、大人になった今でも汎用的に使える技法であると感心した次第です。

 

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