[サクッと書評]『10倍速く書ける 超スピード文章術』(上阪徹)

ゾエ (Yuki Kawazoe) 
[サクッと書評]『10倍速く書ける 超スピード文章術』(上阪徹)

本は未知の世界へのパスポート。

今回は、上阪徹著『10倍速く書ける 超スピード文章術』をサクッと書評します。

どんな本か?

「1時間3000字」「5日で本1冊」を書き上げる人気ブックライターによる「書く」ことの実践的ノウハウ本。

表現力豊かな「うまい文章」ではなく、あくまでビジネスの場で日常的に求められる「わかりやすくて役に立つ文章」を書けるようになることを目的に書かれている。

読んだらどうなる?

  • 書くスピードが格段に早くなる(最大10倍)
  • わかりやすい文章を書くための段取りのつけ方が身につく
  • メール、企画書、ブログ、レポート、本1冊まであらゆる用途を問わず、一気に書き終えることができるようになる

とくに刺さったところは?

① 書く速さは「素材集め」で決まる

素材とは「独自の事実」「エピソード」「数字」を含んだ文をいう。まずこれらの素材をひたすら集める。

文章全体はそれぞれの素材の組み合わせによって作られる。よって上の三要素を含んだ「素材」を適切に並べるだけで文章は書けるという著者の考え。

まとめると、

  1. 素材集める
  2. 素材を全体を俯瞰する
  3. 文章の順番を考える
  4. 順番に文章を書いていく

このサイクルを回していくうちに、文章の精度もスピードも上がっていくのは容易にイメージできる。

なお、もっともムダがない素材の集め方は、「多く集めて、あとで削る」とのこと。

② 具体的な「一人の読者」をイメージする

目の前のだれかにしゃべるように書くとわかりやすくなる。これ、ブログもまさにそう。

たとえ不特定多数の人が読む文章でも、その「だれか」は具体化しておくほうがよい。

その際にたとえば、

  • 「30代で大企業に勤めている男性」などと、特定の層をイメージし、
  • 「30代でチームリーダーになったが、人前で話すのが得意ではない」などと、その層の『悩み』にまで踏み込んでイメージをしていくこと

より具体的であればあるほど、その人の心に届く、「的確な素材」を選べるようになる。

③ 速く書くために形容詞は使わない

うまい文を書くのであれば形容詞を用いてよいが、あくまでわかりやすい文を書くのであれば、読み手にとって解釈にばらつきのある言葉は使わないこと。

そんなことに時間を割くくらいなら、良質な素材を集めなさいという「素材第一主義」的な著者のはっきりしたスタンスに潔さを感じる。

 

👇これはTwitterでみつけた著者へのインタビュー記事。とても参考になります。

最後にひと言

ゾエ
うまく書こうとするから時間がかかってしまう。そう、ビジネスで使うほとんどの文章では、「文才」は求められていないですよね。それより「わかりやすさ」が一番で、そのための事前準備がカギとなる。

この『10倍速く書ける 超スピード文章術』から学んだことは、「素材集めと構成」さえ先に決めてしまえば8割は完了、あとは文字を打ち込んでいくだけでOKという段取りのつけ方です。これを自分の型として身につければ、書くことはまったく億劫にはならないですね。

ただいきなり読んでうまくなるというよりも、いま現在「書くことへの課題」をヒシヒシと感じている人にこそビンビン響く本です。

 

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