「新商品出ました!買ってね〜」では売れない時代の雑誌的コンテンツ編集術

カワゾエです。

僕はふだん「はたらくを軽く」を旗印に、広報/PR系アドバイザーをやってます。行動指針は「サムライ」。身を軽くして思考をシンプルにするためです。

SNSなんかを眺めていると、

「新商品出ました!買ってください〜」
「こんなサービスを立ち上げました!使ってね〜」
「今度こんなセミナーやります!来てね〜」

日々いろんな情報が飛び交っています。

が、たいていはスルーすると思います。処理しきれませんから。

 

そんなときに参考にしているのが、雑誌的なコンテンツ編集です。

たとえば『PEN(ペン)』。

 

わりかし最近のやつですが、言ってみればこれは新作映画『ヴェノム』の宣伝広告媒体です。

でも表紙タイトルは「ダークヒーローの時代。」となっています。

 

『ヴェノム』を全面に出さず、あくまで「ダークヒーロー」特集と抽象度を高めることで、映画の宣伝色を薄くしつつも興味を持ってもらうための手法というわけです。

つまり『ヴェノム』はその一つのコンテンツとして紹介しているよと。

 

たとえば表紙が、

「映画『ヴェノム』特集!見どころ満載、PEN編集部が選ぶ10のポイント」

とストレートにしてしまうと、映画に興味ある人にしか目に留まりませんからね。

 

ここで重要なポイントがありまして、

今回のように、「あ、これ記事広告だろうな」となんとな〜くわかったとしても、コンテンツが良質だと感じると、

「雑誌買ってもいいかな」
「映画観てみようかな」

と思ったりします。もう一度言いますが、記事広告だとしてもです。

そう思わせられるかどうかは、ズバリ「編集力」の有無次第です。

 

ちなみに、今回の特集内容は、12のエンタメジャンルごとのダークヒーローのうんちくが掲載されています。

カバー領域が広い!もはやカルチャー教養誌です。


【映画】

  • これは観たい! ダークヒーロー映画12選。
  • アイドルだって、ダークヒーローに恋をする。

【漫画】

  • 時代ごとに特徴的な、漫画の世界のダークヒーロー
  • 19世紀末の大英帝国、変革の覚悟と絆の物語。
  • 狂乱の街で巻き起こる、混沌と虚無の群像劇。
  • 描き下ろし漫画『ILL SPOT』(斎藤潤一郎)

【ゲーム】

  • ゲームの中で輝く、ダークヒーローの存在感。
  • 『逆転裁判』の面白さは、魅力的なキャラにあり。

【ラップ】

  • ラッパーが体現する、ダークヒーロー像。

【テレビドラマ】

  • テレビドラマが描く、ダークヒーローの物語。
  • 誰もが抱える暴力性を、テレビドラマで伝える。

【アニメ】

  • 日本のアニメにおける、ダークヒーローの変遷。
  • 大河内一楼が語る、ダークヒーローの「覚悟」。
  • インディペンデント・アニメーション、

【小説】

  • 一気読み必至の、ダークヒーロー小説。

【古典芸能】

  • 古典芸能こそ、ダークヒーローの宝庫である。
  • 神田松之丞が語る、講談のダークヒーローとは?

【日本史】

  • 日本の歴史に現れた、7人のダークヒーロー
  • 不幸な者がもつ、どうしようもなさに共感。

 

雑誌社は広告主から広告予算をもらってコンテンツを作り上げます。

そのときにどういうコンセプトで括るのか?がその雑誌の編集センスに委ねられます。

もっとも商業誌ですのでビジネスが絡んでいます。本当は売りたいものがあるわけで、それを表に出しすぎると、読者はその商業臭を察知してさーーーっと離れていきます。

 

このブログなんかも雑誌的な編集要素をふんだんに取り入れています。

たとえば昨日投稿したこれなんかも、記事内に自分がやっている活動の紹介を織り交ぜています。

自らをサムライのごとく「身軽」にすることの5つの効用を語ろう。

2018.11.21

ストレートに「こんなことやってます!来てね!」では、たいして響かないからです。

 

「直」で紹介するのではなく、いろんな切り口で「文脈」を持たせて発信していく方がストーリーとして伝わっていきます。

そんなヒントが雑誌には転がっています。

「なぜうちのサービスは認知されないのか?」の9割はそのための努力をしていないから

2018.11.18

 

「書く」を武器に、メシ食べません?

2018年9月より、「書く」を武器にメシを食っていく人たちのコミュニティ『書くメシ』をはじめました。約70名のメンバーが同じ釜のメシを食べながら切磋琢磨しています。現在【第1期】メンバー募集中です!



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