新しいことを始めるときの「おれ、キモいって思われないか」問題をどう乗り越えるか?

新しいことを始めるときの「おれ、キモいって思われないか」問題をどう乗り越えるか?

カワゾエです。

仕事上、戦略アドバイザーとしてベンチャーや中小企業向けに新規プロジェクトの提案をすることがあります。

ただ、「それやろう!」と一度はノリノリで合意したにもかかわらず、いざキックオフとなる手前くらいで躊躇してしまう経営者の方が中にはいらっしゃいます。

これ、企業だけでなく個人の方もしかりでして、新しく挑戦する副業(複業)の相談を受けるときなんかも、

「すごくやりたいです!ただいままでやったことない取り組みなんでどう見られるかとか気になりますよね…」

と言われます。

企業も個人にかかわらず深堀りして話を聞いていくと、失敗を恐れているのではなく、まわりから変な風にとらえられないかと気にされているんですよね。

こんなケースの場合、代替案をふくめいくつか角度を変えて提案をしますが、それでも同じ理由で躊躇されるようでしたら、これ以上はたがいに意味をなさないので、一旦時間をおきます。

以前、NewsPicksで「成長時の”キモさ”に耐えよ!」というの特集記事があったんですが、新しい姿に「変化」をしようとするときに、人は”キモく”なるそうです。

──人間がトランジション(変化)する過程において、「これまでの自分」と「新しい自分」の間で板挟みもある、と。しかし、その板挟みに耐えないと、多様性も受容できなくなり、視野が狭まるということですね。

そうです。板挟み状態になることのつらさが、勉強すること(変身すること)の本質であり、これに耐えることがもっとも大切です。
人間は、別の環境に移る途中、まだ変身しきる前の途中の状態は、一番“キモい状態”になります。つまり、今いる環境からずれた人になってしまいます。でも、キモい人になることを恐れてはいけません。

──確かに、副業するなど新しい挑戦をしている人は、周囲からキモい存在として見られがちです。しかし、それは人間が一皮剥けて孵化し始めているサインである、と。

勉強すること、つまり自分を変えるということは、自分がキモくなることと同義ですから。でも、あえてそのキモさを楽しんでやろうくらいのつもりで臨むほうが、何事も挑戦しやすくなりますよ。

もっとも僕自身、これまでいた組織の多くが「毎日なにか新規事業やれ」みたいな会社だったんで、新しいなにかをはじめることへの免疫力はあるほうだと思います。

反対にキモさに耐えれない人は、これまで変化の乏しい環境にいて、とくに新しいことをやらなくてもやってこれたんでしょう。でもいざ変化を求められるようになると、そこにジレンマが生じてしまう。

そんな自分に出くわすのがはじめてで、的確に表現できず「キモい」という言葉に置き換わっているんだと思います。

キモいと言えば、このブログも客観的にみると、キモいですw

実名顔出しで、不特定多数に向けてポジショントークをふくんだ持論をひたすら書いてる時点でかなりキモいです。

ただいまとなっては、ビジネス的なリターンもありますし、なによりいつのまにか実家の父が「息子がなんかネットで書きよる」と、親戚中にバラしてる時点で開き直りというか、吹っ切れましたね。

僕からすると、東京ドームでセミナー講師やってるようなものです。きっとこの中の聴衆に知り合いがたくさんいるかもしれない。でも顔が見えないからこそ思いっきり話せて気持ちがいい。でも近所の公民館の会議室だと、知り合いが目の前に座っていて、彼らの反応がダイレクトに伝わってきて緊張する….。

ブログにかぎらず、新しい取り組みに対して、恥じらいやしがらみを振り切ってやってみると、「キモいと思われないか?」はいつしか「キモチいい」に変わります。

そのとき、「おれは社会のこんな課題を解決するために新たに○○をやります!」と、やることのレイヤーをなるべく高めに設定して大義名分を掲げたほうがより気持ち良さは倍増します。キモさは増殖しますが、応援者もそのぶん増えます。

これが、お小遣い稼ぎのための副業だと、大ぴろげに大義名分を掲げられないですよね。挑戦するなら、小さくより大きく出た方が覚悟も決まって結果的に得るものも大きいです。

それでもやっぱり最初は、キモい思いをします。

たとえば、ビール飲みながら学ぶ勉強会コミュニティ「ManaBeer(マナビール)」を運営してまして、これまで4回やりましたが、ようやくいい感じに盛り上がってきました。

ManaBeerとは「学び×ビール」の造語で 《学びたい》と《飲みたい》の2つの欲求を同時に満たすコミュニティ型勉強会です。

でも最初はこじんまりとしたBARで数人くらいしか集まらず、なんともキモい光景でした。

これも一見チャラい勉強会のようですが、

ビールを媒介に、人と人をつなげ、学びによって豊かな人生をつくる。(公式サイトより)

というビジョンを掲げてやっています。ここでもレイヤー高めの大義名分が活きてきます。

ここ最近では企業からのコラボ依頼が増えてますし、なにより「サイトやロゴがかっこいい!うちの会社も社員やその家族を巻き込んでこういうことしたい」という仕事の相談がめぐりめぐって寄せられています。

僕が住んでいる福岡はとくに同質性がわりかし高めです。

それゆえ、「同業が…」とか「七社会が…」とか「うちの社長が…」「周囲から浮きたくない」とか、同調圧力がはたらくのかどうしてもまわりを気にする人もいます。

僕の結論は「好きなようにしてください」ですが、仕事として受ける場合は、どうすればいいかを一緒に考えた上でプランを出します。

実際にやってみると、案外だれも気にしていないし、失敗してもみんなすぐに忘れます。だからとりあえずバット持って打席に立ち続ければ、勘所もつかめてくるので、そのうち打率も上がってきます。

どうせやるなら、大義名分というバットを持ってとりあえず打席に立ちましょう。



はたらくを軽くしよう。

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