僕らの思考時間の大半はゴキブリレベル。スマホ時代こそ「考える時間」について考える

ゾエ (Yuki Kawazoe) 
僕らの思考時間の大半はゴキブリレベル。スマホ時代こそ「考える時間」について考える

僕はフリーランスで年度末はとくに繁忙ではありません。

また今年は確定申告が思いのほかサクッと終わり、ここ最近は「考える時間」を多くとるようにしています。

ゴキブリレベルの時間

ある調査によれば、企業の経営者でも一日に考える時間は、起きている時間全体の10%程度だったそうです。おそらく一般的な会社員なら、もっと少ないと思われます。

 

アンドロイド研究者でかの有名な石黒浩教授が、人間が1日で考えている時間についてゴキブリと対比しながら自身の著書で触れています。

下の図は、人間が1日で考えている時間の度合いを示したもので、タテの軸が考えている度合いです。

(石黒浩著『枠を壊して自分を生きる。: 自分の頭で考えて動くためのヒント (単行本)』(三笠書房)より)

「衣食住お膳たての世界」に生きている

はい、見ての通り、1日の思考時間の多くがゴキブリレベルです。

「え、ゴキブリ!?」

と、やや嫌悪感を持ちそうですが、まあ落ち着いてください。僕らはゴキブリではなく、あくまでゴキブリレベルという話です。

要は、便利すぎて考えさせる余地を与えないわけですね。

  • なにか調べたいときに手持ちのスマホでググればいいし、
  • ほしいものはamazonがレコメンドしてくれて翌日には配送してくれるし、
  • YouTubeやツイッター眺めておけば時間を手軽に消費できるし

そう、とくにあれこれと考えなくても、「衣食住お膳たての世界」に僕らは生きている。

でもちょっと安住しすぎな気もするよね?だってゴキブリと対比されてるんだぜ。

これからもっと技術はどんどん進歩していくけど、それを使う人間は限りなくゴキブリレベルまで退化していきやしませんかね?

時間は使うものであり、使われるものではない

閑話休題。

いまとは打って変わって10年くらい前に、同年代の友人がこんなことを言ってました。

「夜21時以降は読書と将来のことを考える時間に充てている」

僕が彼のなにげないこのひと言を耳にしたとき、ハッとしたんですね。

そのとき仕事が忙しく、心にも時間にもあまり余裕がなかった時期だったんです。

で、「考えている」ではなく、「考える時間に充てている」という言い方をあえて彼はしたんです。

そのためには僕らの思考時間の大半はゴキブリレベル。スマホ時代こそ「考える時間」について考える

  • 時間の確保
  • 時間の捻出

といった努力が必要で、仮に努力しないにしても、やはり「意識的に時間を使うという気持ちの余裕がないとなあ」と戒めとなったのを覚えています。

「便利と注意」はトレードオフ

時間は使うものであって、使われるものではない。

また、使うのであればどれだけの量を「考える時間」に使うのか。

「便利と注意」はトレードオフの関係にあると言います。

「便利⇒考えない⇒注意散漫」という三段論法も成立します。

スマホ時代に生きる僕たちは、まずは考えることに対する考える時間を、もう少し、そして意識的に持ったほうがよさそうです。

 

👇だから落合陽一やホリエモンやちきりんの主張を鵜呑みにせず、まずは「問うてみる」こと。

人がAIに勝るのは問題発見、つまり「問う力」

2018.02.07


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