6次請けなんてあるんですか!?「kintone」が多重下請けのSI業界を変える

ゾエ (Yuki Kawazoe) 
6次請けなんてあるんですか!?「kintone」が多重下請けのSI業界を変える

孫請け、ひ孫請けくらいは耳にしたことはありますが、SI業界には6次請けくらいまで存在するとは驚きでした。

そうであるなら孫請け、ひ孫請け、曾孫請、、、それ以降はなんと呼ぶのでしょう?

なにより多重下請け構造は、過酷な労働環境を生み出します。キツい思いをして一体だれのために働いているのかわからなくなるそうです。

なじみの操作でアプリができる

この悪しき業界構造に「kintone(キントーン)」が風穴を空けようとしています。

ハンズオンでアプリ作成に挑戦

kintoneはサイボウズ社のクラウドサービスで、プログラムを組むことなく、ブラウザベースでいろんな業務アプリがだれでも簡単につくれるのが特徴。

昨日博多で「kintone cafe」と呼ばれるコミュニティに参加し、実際にハンズオンでアプリをつくりましたよ。ドラッグアンドドロップやチェックを入れる外すなど、普段のおなじみの操作で事足りてしまいます。

完ぺきでないが “汎用性”がウリ

たとえば「依頼主が作業者に業務を依頼して作業完了後、承認を得る」といった一連のプロセスのシステム構築も、はい、ブラウザ内で短時間で完了です。
このプロセスだけでも通常だと数十万円の見積もりになるそうです。

そんな従来のやり方と比較すると、もう魔法のようなサービスなのですが、もちろん完ぺきではないそうです。

ただkintoneは汎用性がウリであるため、できないことはエンジニアの手でもってカスタマイズすることで理想に近づけることができるとか。しかも低コストで短納期。

目の前で動くとおもわず興奮

kintoneという武器を手に入れたSIは、PCでkintoneの画面を顧客にみせながらその場でシステムを組み上げていきます。

すると、どうなるか?

目の前でシステムが動くものですから、お客さんがおもわず興奮するそうです。

Evernoteの講座でも

私もEvernoteのアンバサダーとして経営者向けに講座をやっています。講座では、たいてい次のデモをします。

まずその場で名刺をスマホでスキャン。次に名前検索すると、先ほどの名刺の画像内の文字をひろって検索結果にあらわれる。

すぐさま私は、「これで名刺フォルダも不要ですし、なにより探す手間がはぶけますよ」とひと言。案の定、歓喜の声があちこちで起こります。

kintoneはつねに本チャン

Evernoteはあくまでデモですが、kintoneは実際につくっている、つまり本チャンです。

そう、思い入れが違う

自社の課題を解決するための道具が、わかりやすいかたちで都度動きを確認しながら、仕上がっていくわけですから。
お客さんは同時に、現場で業務が実際に改善されゆく姿さえもイメージされているかもしれません。

見えないから不安になる

kintoneのなにがすごいかと言えば、「顧客が要望をその場で出せて、エンジニアもその場で応えることができる」ということ。従来だと、だれがどうやってつくっているのかはブラックボックス。そう、見えないから不安になる。

でもkintoneは見える。しかも目の前で動く。だから安心してSIに相談できる。

双方が対等な立ち位置で顧客と一緒に価値をつくっていく、これが新しいSIの姿ですね。

納品のない受託開発」のソニックガーデン社なんかは最たる会社ではないでしょうか。下の本も読みましたが、明確なビジョンにもとづきユニークなビジネスモデルを展開されています。

どんだけ〜!

最後にスピーチをされたkintoneエヴァンジェリトの久米さんが、笑みと安堵の表情でおっしゃっていたこと。

「お客さんがその場で喜んでくれると、僕も素直に嬉しいです。これまでだと電話がかかってきても、たいていが『システムが動かないんだけど…』ばかりですが、最近は電話の内容も変わってきました」。

この言葉を聴いたとき、「どんだけ〜!」でしたよ。久米さん含むエンジニアの方がこれまでどれだけ“しんどい思い”をされてきたのでしょう。察するに余りあります。

ですが、いまやお客さんとの関係性自体も変わろうとしているようです。

意義ある二時間半

時は過ぎて、あっというまにイベントは終了。業界のこれまでのモデルや慣習に甘んじることなく、新しい価値をつくろうとしている方々のお話を聞くことができ意義ある二時間半でした。

ありがとうございました。

※所用で懇親会に参加できず、後ろ髪をひかれる思いで会場を出ました。

 

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気になる方は、要チェッキュウ!! (by TVQ)

 

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