これを読めば文章力がショートカットで身につく!『新しい文章力の教室』

ゾエ (Yuki Kawazoe) 
これを読めば文章力がショートカットで身につく!『新しい文章力の教室』

(ネット社会での文章コミュニケーションの教科書『新しい文章力の教室』)

いつも感じるんですが、「話すのは得意だけど、書くのはどうも苦手なんです」という方が非常に多いです。

おそらく最初から得意な人はいないはずで、「文章力を身につける」という課題意識を持って、日常的にひたすら書く訓練をすれば、おのずと上達するというのが私の持論です。

とはいえ、ある程度の時間を要しますし、周りから「◎◎さんっていつもおもしろいこと書くね!」「理路整然でわかりやすいね」と反応の一つでもあれば、書き続けることへのモチベーションを維持できますが、そこまで行き着くのもそれなりの難しさをともないます。

ではどうすればよいか?

自分がおもしろい!と思う人の文章をひたすら読んでマネる、パクるという手もありますが、ここでは手っ取り早い方法として私がおすすめする文章本を紹介しますので、こちらをぜひ購読ください。

それがこちらです。

本の副題が「苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」となっていますが、私がもう一つ付け加えるならば、「ネット社会での文章コミュニケーションの教科書」にします。

これを読んで実践を重ねれば、短い期間で文章をスマートかつ端的に書けるようになります。

5つの良い点

そして私なりにこの本の良い点を集約すると、以下の5つです。

  1. 上から目線ではなく、書くのが苦手な当事者の「課題意識」に基づいて書かれていること
  2. 古くからある文章術本ではなく、「ネット社会」に準じた編集・構成になっていること
  3. テクニックの羅列で終始せず、陥りやすい点や悩みとその解決法にも触れられていること
  4. ビフォーアフター形式により苦手な自分が「投影」でき、上達イメージがつきやすいこと
  5. 文章術の本だけあってとても読みやすい。ページ内のレイアウトやイラストもセンスを感じる

書くのが苦手な人への心馳せ

これを読めば文章力がショートカットで身につく!『新しい文章力の教室』

(全77項目のメソッドが端的にまとめられています)

著者の唐木元さんは、ポップカルチャーの超人気ニュースサイト「ナタリー」の編集者。

この本を書いた経緯はなにか?

それは自社の社内教育から端を発します。

毎年カルチャーにはやたら詳しいもののの、文章は素人という新入社員が入ってくる。そこでみずからが講師として彼らに向けて「書くためのトレーニング」を重ね、そこで培ったメソッドを一冊にまとめたといいます。

前書きでこう書かれています。

いくら「書けない」と言っても、ひと文字も打てないでいる人は見たことがありません。「書けない」の実情は、「遅い」「まとまらない」「伝わらない」のどれか、もしくは3つともです。そしてこの苦手意識を克服するポイントは、すべて書く前の準備に宿っています。

この本では唐木ゼミで伝えてきたことをベースに、書ける人にとっては当たり前すぎて誰も説明してくれない基本、「歩くときは右足の次に左足を前に出す」というようなプロセスを言語化し、誰でも順を追って身に付けられるようにしました。

上の良い点の一番目に挙げたように、新入社員へのトレーニングを通じて分かり得た「書くのが苦手な人の気持ち」が理解できているからこそ、「当たり前的基本」もスルーせずにしっかりと抑えてあります。

いかにも初心者向けというテイストも感じさせず、書くのが苦手な人への心馳せ具合には「愛」さえ感じます。

こんな人におすすめ

最後にどんな人にこの本を勧めるかと言いますと、

  • ライターを志望する人
  • 人に読まれるブログを書きたい人
  • 自社メディア(HP、ニュースレター、ニュースリリースなど)の担当者

もちろん単に文章がうまくなりたいという人も、文章力向上の一助として十分に期待ができますよ。



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