スモールビジネスでは「文章力」のある人を雇おう

ゾエ (Yuki Kawazoe) 
スモールビジネスでは「文章力」のある人を雇おう

川添(@kawazoezoe)です。

スモールビジネス(小規模組織)で人を雇用することには大きなリスクをともないます。

そもそも少ない経営リソースゆえ、プロジェクトにおいて一人でも機能しなくなると全体への負のインパクトが大きいからです。選考には慎重を期します。

ジェイソン・フリード, デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソンの著書である『小さなチーム、大きな仕事 完全版』には、人を雇用する際は文章力のある人がよいと書かれています。

もし、選考の過程で誰を雇うかを決めかねているときには、文章力の有無は一つの大きな選考基準になるだろう。マーケターでもセールスマンでも、デザイナーでも、プログラマーでもどんな職種でも、文章力は大きな要素となる。

 

ではなぜ文章力のある人を雇うとよいのか?

二点掘り下げてみます。

コミュニケーションスキルを持ち合わせている

文章力がある人はそれ以上のものを持っている。文章家は、コミュニケーションのコツもわかっている。ものごとを他人に理解しやすいようにする。他の人の立場に立って考えられる。彼らは何をしなくていいかもわかっている。そんな能力こそ必要なはずだ。

人に何かを伝える主な手段として、「話す」「書く」があります。

「話す」は、言語情報のほか視覚や聴覚といった情報も一緒に発信されますが、「書く」はほぼ言語情報です。ゆえに、ごまかしがききません。頭の中が整理されないと、外に書き出してまとめることができないからです。

また前者は単に聴けばよいので相手は受け身でさほど負担をかけさせません。

後者は相手に能動的に読んでもらう必要があります。ストレスを与えず、スムーズに理解してもらうためには、文章はできるだけシンプルに論理的であるとよいのは当然のこと。

文章力がある人は、コミュニケーションスキルを持ち合わせています。

コミュニケーションスキルを身に付けたい!のであれば、文章力をつけるためにブログを書いたり、チームメンバーに新しい事業プランをメールで共有したりすることを習慣的に行うとよいです。

良いアイデアを導く通貨

最近また文章力は見直されている。今や、電話よりもメールや文章でのやり取りの方が圧倒的に多い。IM(=インスタントメッセージ)やブログでのコミュニケーションも増えている。現在、文章というのは良いアイデアを導く通貨なのだ。

わたしたちは今、主としてストア型のメッセージ(メール、IMなど時間の経過とともに消えることなきく、都合によいときにいつでも参照可能なメッセージ)の世界に生きています。

ちょっとした用件なのにわざわざ電話がかかってくると、「それくらいメールで済ませればいいのに」と感じることもあります。情報過多な環境になればなるほど、ストア型でなければ仕事にやりづらさを感じてきます。

ストア型もリアルタイム性がそなわると化学反応までのスピードが早まります。

よくFacebookで何気ない投稿にフレンドが反応して思わぬ返信をし、さらに別のフレンドが違う角度から返信、それに自分が返信…、気が付くと新しいアイデアが生まれ「いいね!今度それやろう」という思いもよらない展開になることがあります。

書いた文章がまるで「通貨」のように、いたるところに流通してアイデアとなって返ってきます。文章力の有無によってアイデアの良し悪しも変わってくるはずです。

とあるエピソード (実話)

私がまだ社会人かけ出しのころのエピソードです。

とっさに思いついたビジネスプランを「これはイケる!」とばかりに上司に必死に口頭で伝えました。
上司はひと言、

「いい案だね。それメールでも送ってくれる?」
「がーん、せっかく説明したのに…」

翌日から私は一度メールを送ったあとに口頭で伝えるようにしました。

サクッと次のアクションへ

メールを書くと頭の中が整理されます。のちに話すのが楽にになります。

文章力があれば口頭で補足する必要はありません。上司の意思決定が早くなりますので、サクッと次のアクションを起こすことができます。元より、これは社内だけに限ったことではありません。

雇う側も雇われる側も仕事がしやすくなります。

文章力を磨くための推薦書籍

最後に私が文章を書く上で、参考になった書籍をいくつか紹介しますね。

とくに一冊目は、バーバラ・ミントの大ロングセラー『考える技術・書く技術』の訳者である山崎康司さんが日本人向けに書かれたもので、価格以上の価値があると思います。

(Photo by Vancouver Film School)



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