行商2.0? 働き方のDIYとでも呼ぶべきか

ゾエ (Yuki Kawazoe) 

SNSなんかを見ていても、なにをやっているかよくわからないけど、なんだか儲かっていそう、そんな人がまわりで増えています。

以前、マイクロ起業家がつくりだす新しい経済圏「DIYエコノミー」が世界で広がっているという記事を書きましたが、話をよく聞いてみると マイクロ起業家と呼ぶにふさわしい。

マイクロ起業家(=マイクロ・アントレプレナー)とは、自分ひとり、ないしは少人数で、手持ちのわずかな資金を使ってビジネスを始める起業家たちのことを指します。

スマホグッズを売り歩く「ノマド型行商マン」

ユニークな例をひとつ挙げます。

持ち運びできるスマホ用のビジネスグッズを全国を行商して回る営業スタイル。まさに「ノマド型行商マン」。

どんなものを売るかというと、

のようなグッズです。

彼は営業先でその場でデモ。気に入ってもらったらその場で決済という運び。なにしろカード決済の端末も持参していますから。

顧客は意思決定が早い経営者

顧客ターゲットは、おもに中小企業の経営者や士業に絞っています。その場で買ってもらうために意思決定が早く、次の顧客を紹介してもらいやすいからです。

なんとなく予想がつきますが、新しいモノ好きでだいたいミーハー。だから購入した社長は、まわりに自慢したいがためにSNSで拡散することも。

投稿をみた経営者仲間が、一定割合で「なに?それ?」と反応を示す。その瞬間に次の見込み客が発生というわけです。

「後日届きます」では売れない

スマホが基点のグッズなので、商品を直接持ち運べるのがいい。現物をその場で渡せますから。

「後日倉庫から発送しますので、届くまで数日待ってください」だとしたら、さほど売れなさそう。「ほしい!」という気持ちが熱くなったときが、買いドキ・売りドキですからね。

彼いわく「日替わり弁当みたいに毎日業種の異なるいろんな人との出会いがおもしろい。決して売上単価は高くないが、購入率が高さが十分にカバーしている。SNS時代の商売は、紹介ベースですよ!」。

自分の価値×テクノロジー

彼がやっていることは、昔からある行商です。ただSNSやモバイル決済システムなどをかけあわせることで、いまの時代に合うように進化させているだけのこと。行商2.0?

これって働き方のDIYとでも呼ぶべきか、

①「自分の本来の価値(彼の場合は売り込むスキル、ただしモノに限る)」にどんな ②テクノロジーをかけあわせるかで、いろんなパターンの仕事ができあがりますね。

DIYは本来かたちあるモノをつくるという文脈で使われてきましたが、①×②によって、仕事や働き方さえも自分で自在につくりだすことができるようになりました。

ミニマムに起業するのも、それを実現するために有効で合理的な手段となりえますね。

【関連】「お前の仕事、なにをやっているのかわからない」と言われる理由

 

ええ、私も意思決定が早い社長向けに、社長専用スキャナー「ShachoSnap(シャチィースナップ)」というのをやっていますよ。めちゃ売れてます…w

 

(img via Seniju)



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