想像力を高めたい人はSF映画を観るべし!ついでに落合陽一氏が選ぶ3映画を紹介しておく

ゾエ (Yuki Kawazoe) 

僕はあらゆる雑誌をハイエナのごとく読むのが好きです。

で、『PEN』最新号は満を持してのSF特集。『ブレードランナー2049』公開前に読んでおくと10倍楽しめること間違いなし。

 

昨日ツイートしたらぼちぼち反応あった。

縦横無尽に想像力をかきたてる

SFの小説を読んだり映画を観だしたのはわりかし最近なんだけど、やっぱりネット中心の仕事をしていて、いろんな情報を大量に摂取していると、良くも悪くも先読みができてしまうのです。

先が読めるってことは、予測ができるってこと。

するとどうなるかというと、「あ、やっぱりね。」とたいてい自分が思った通りにことが運ぶので、それはそれであまりおもしろくない。

そこでSFってわけ。SFは僕らが予測できない範囲で世界を描いている。

未来を構想する際、SFは「想像力豊かに思考する」という意味で大いに参考になる。「SF=サイエンス・フィクション」、つまり科学的な創作。相反する両者を融合させて一つの作品に仕上げられているわけで。

「そんな世界ありえるかよ!」と荒唐無稽に思えるぶっとんだ場面設定に対して、決してシニシズムになってはいけない。ある種の寛容さがないとその世界観に浸れない。

SFってあえて最初から思考のリミッターを外して観ることのできるエンタメ教材でもあって、縦横無尽に想像力を爆発させられる引力を秘めているんだから。

落合陽一氏が選ぶ3映画

以下は『PEN』の中で、あくまで「標準的人間観が変わりつつある。そんな視点で選ぶ映画」という切り口で、落合陽一氏がいくつかの映画をキュレーションし紹介した作品。

『ハーモニー』

落合氏が絶賛する今は亡き伊藤計劃による原作は、2008年に発表され、その翌年に34歳の若さでこの世を去る。映画『ハーモニー』は、伊藤の作品をアニメーション映画化する「Project Itoh」の第三弾として公開された。既存の体制が崩壊後に築かれた高度な医療経済社会が舞台の世界が描かれている。

(落合氏)ある種アジア的な脱近代ビジョンを示した作品だ。(中略)自然の中で生きる人々は隷属というよりはむしろ牧場的で東洋的であり、自由意志への葛藤を内包し得ない考え方があちらこちらに見て取れる。

『2001年宇宙の旅』

「圧倒的な映像美」と賛美する落合氏。猿が登場する冒頭のシーンは、石坂(モノリス)が突然姿をあららじ、睡眠効果で道具の使い方を教える。その道具はやがて武器となり争いへと発展していく…。人類の進化をわずかなカットで鮮やかに描いた作品。

(落合氏)もし、可視光線の見えない生物種が我々の社会を見たら、平面版の前で騒ぐ猿の群れに見えるだろう。

『ダフト・パンクエレクトロマ』

SF映画の中ではあまり認知されてない類に入る。人間になることを夢見て旅に出るロボット2体の物語を、映像と音楽のみで描いたレトロフューチャーな“目の音楽”。

(落合氏)機械人類の中で有機的な人間であろうとする主人公たちの葛藤が、滑稽かつシリアスな描写で表現される。

『2001年〜』なんかは過去に観たことある映画だけど、ユニークな視点を提示されると捉え方が変わってくるからおもしろい。

伊藤計劃の『ハーモニー』は昨年小説で読んだけど傑作だった。

そういえば『虐殺器官』の劇場アニメがDVDリリースされるらしいよ。小説での衝撃のラスト1ページ、劇場版ではどんなふうに描かれているんだろう?



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