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書類は紙中心、SNS発信ストレス!サラリーマン出身の私が経産省に転職して《残念だったこと5つ》

書類は紙中心、SNS発信ストレス!サラリーマン出身の私が経産省に転職して《残念だったこと5つ》

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川添(@kawazoezoe)です。

私のキャリアの大半はというと、会社員として組織に属して働いていました。その後、ひょんなことから経産省へと転職することになり、国家公務員に。おもに九州エリアでのクールジャパンの施策の旗振り役としてのミッションを担うことになりました。

今でこそフリーランスという肩書きですが、まさにその「対極」ともいうべき経産省での働き方や仕事の進め方などについて、当時の記憶をたどりつつ、「残念だったなあ」と思うことをつづりたいと思います。

① 書類は基本「紙」ベース

これはなんとなく事前に察知していましたが、やはり「紙」でした。

もちろんWordやExcelなどで書類の元データはあるのですが、紙に印刷するのが標準でした。

会議のときも事前のアジェンダ(協議事項)を関係者にメールで一斉送信しておくのですが、実際の会議の場ではわざわざ全員分紙で印刷して配布されていたのには驚きでした。

② SNS発信はストレス

国家公務員のソーシャルメディアの私的利用に当たっての留意点(PDF)」というお達しが総務省から発令されており、入庁前にはガンガン発信していたTwitteやFacebookなどのSNS、そしてブログに至るまでかなりの発信自粛を余儀なくされました。

留意点の中に「ソーシャルメディアの特性」について複数ページにわたり書かれていますが、なぜかネガティブなことしか書かれていません。”一歩間違うとおそろしいものだよ”と植え付けるかのごとく。

職員ひとりひとりに「国家公務員としての心得」みたいな行動規律カードが渡されるのですが、その中にもSNSの私的利用についての注意書きが書かれており、プライベートな発信も慎重でした。私にとって本来SNSは発散的な役割もあったので、ストレスに感じていました。

ただFacebookに限っては公務中も仕事に付随する内容であれば積極的な発信OKでしたが、使用するには上長の承認が必要でした。

③ Evernoteなどクラウドにアクセス不可

あらかじめアクセスできないようにネットワークで管理されているようで、EvernoteやDropbox、Gmailなど一般的に仕事で重宝されるたいていのクラウドサービスにはアクセスNGでした。

これらも入庁前には当たり前に仕事で活用していただけに、ペースが崩されるといいますか、たとえばちょっとしたメモもEvernoteに記録したり、自分のGmailに送ったりもできないのもストレスで、仕事上の機動力が確実にうばわれていました。

④ 時間の流れがゆっくり

それまで民間である意味モーレツ社員とは真逆でかなりスローに時間が流れていました。

たとえばこれが市役所だったらひきりなしに、一般の市民や地元の企業担当者が直接職場にやってきて対応しないといけませんが、私がいた経産省の局内では入り口に守衛さんがいて、訪問者カードに書いて首から下げる名札を受け取るというハードルもあったため、突然の訪問客もほとんどいませんでした。要は自分のペースで仕事ができていました。

驚いたのが、部内での新聞の切り抜きの回覧。国や地元経済の動向、部署に関わる情報ネタなどの切り抜き(もちろん紙)が定期的に回ってきますが、部長が最初に目にして、私の手元に来るころには一週間後くらい。毎度タイムラグがすごかったですね。

⑤ 補助金目当て

下の投稿でくわしく書いていますが、いわゆる補助金目当ての事業者が多かった。

補助金をもらうことが目的になっていて、話を聞いていると、事業計画もあくまで獲得するための計画になっていて、どこか地に足がつかないそんな印象を持ちました。

「補助金コンサルの先生が….」というフレーズもよく耳にしました。

「今オススメの補助金ってありますか?」という愚問

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「残念だったこと5つ」は、以上です。

いかがでしたか?

いろいろ書き並べましたが、仕事内容や職場の人間関係にも恵まれ、仕事自体は非常に楽しかったですし、「あ、なるほど国で決まったことって、こうやって現場に落ちてこんなオペレーションで地域に落とし込んでいくのか」というプロセスを実地を持って知る貴重な経験となりました。

また戻りたいか?と聞かれるとアレですが、もし仮にそうなった場合は上に挙げた残念だったことは一つでも無くなっていることを切に願っています。

 

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このブログは、Evernoteでネタを貯め、MindMeisterでアイデアを体系化・整理しています。

川添祐樹(Yuki Kawazoe)
サラリーマン、NPO、経済産業省調査官(クールジャパン担当)、フリーランスなどさまざまな仕事経験を活かし、現在はITネット活用のコンサルティング・研修講師などの事業支援を行う。

・世界700万ユーザーのクラウドマインドマップ「MindMeister」のエバンジェリストとして、日本市場の拡大に従事。
・Evernoteコミュニティリーダー。
・ZOELOGは31万PV、福岡県糸島市在住。
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