クラウドソーシングで生活費をかせぐ就職浪人生

ゾエ (Yuki Kawazoe) 
クラウドソーシングで生活費をかせぐ就職浪人生

けんすう(@kensuu)ことnanapiの古川社長のネットメディアに関するブログ記事、整理されていてとてもわかりやすいです。

雨後のタケノコのネットメディア

ネットメディア(とくにまとめ系サイトや、外部で拾った情報で作るバイラルメディア)が、ここ数年でニョキニョキと雨後のタケノコのように次々に立ち上がったものの、結局のところ、生き残るのってほんの一握りです。
でもまだそのニョキニョキは、いまも続いています。

なぜニョキニョキできるのか?

一つは、コンテンツを量産できる仕組みがあるからです。けんすう氏のブログにも書かれているようにいまや低コストでコンテンツを調達できるようになったことが挙げられます。

受注候補者同士の過当競争

コンテンツ調達の手段としてのクラウドソーシング(2013年市場規模215億円)。

私も受注だけでなく、最近は発注サイドとしても仕事で活用しています。ライティング作業など、わりかし労働集約的な作業をアウトソースします。

発注側に立つと、クラウドソーシングは過当競争であることがあらためてわかります。「仕事がほしい!」という受注候補同士の競争です。

ある案件を募集したら希望提示額に対して、大きく下回る額で手が挙がることもよくあります。「私に任せてください。なぜなら〜」という個々のプレゼンもよく練られています。とくに経験値がすくない方はプレゼン内容で勝負しようとする姿勢がうかがえます。

少しでも生活費の足しに…

中にはいわゆる「情」に訴える方も。先日こんな旨のメッセージをいただきました。

「私は就職活動に失敗していまは浪人の身です。将来ライターを目指して、いまはクラウドソーシングで生活費をかせいでいます。(中略)未熟ですが、私には夢があるのでどうかチャンスをください」

メディアがニョキニョキと立ち上がる裏側で、クラウドソーシングで生活をつなぐ就職浪人の方もいます。「すこしでも生活費の足しになれば」という思いで、子育て中の主婦の方もいらっしゃいます。

クラウドソーシングは誰でも利用できるようになりました。でも誰でもできる作業ほどライバルが多くなり、単価も安くなっていきます。このままでは強みを持たないクラウドワーカーは、買いたたかれて「負のスパイラル」に陥ってしまいます。

クラウドソーシングの仕事は「修行」

もっとも、発注サイドとしては、あくまで仕事ですので、受注候補者に対して感情を入れるのは、あまりよろしくないものです。

前出の就職浪人生の方は、クラウドソーシングでの仕事は、半分「修行」だといいます。修行と位置づけているので、「単価が安い仕事でも率先してとりにいく!」というモチベーションがはたらいているようです。

発注側に対して「修行」という言い方は、NGワード(仕事なので修行にしてもらっては困る)ですが、「おおいに頑張れ!」とPC画面ごしにエールを送っておきました。

稼ぎ口は自分でつくる

彼のように睡眠時間をけずってハードワークできるほど若ければよいのですが、そうでなければキツイ仕事です。ネットメディアが“きつい戦い” を強いられていくように、定量的な評価が可視化されるネット環境で戦っていくのは、強みを持たないクラウドワーカーにとってもきつい。別の道を選択するにせよ、どうにかして稼ぎ口をみずからつくっていかないといけません。

ネットの恩恵で仕事が増えたのか減ったのかよくわかりませんが、できるかぎり多くの人が自分が望む仕事ができる社会がなればと思います。

【関連】「2030年には今の仕事はない」という前提で今仕事をする

 

Small team, great work… スモールビジネスでいこう!

(photo by Quinn Dombrowski / flickr)



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