キムタク市長「僕は遊んでいるように見えるときが一番仕事をしている」仕事で大切なことはトヨタのCMに凝縮されている

キムタク市長「僕は遊んでいるように見えるときが一番仕事をしている」仕事で大切なことはトヨタのCMに凝縮されている

これはトヨタ自動車カローラ・フィールダーのCMで、木村拓哉さん演じるTOYOTOWN市長の発言です。(photo by toyota.jp)

「これが仕事なんです」「え!?」

公務中でありながら、キムタク市長がバスケットに興じていると、秘書?(満島ひかり)が「いいんですか、仕事しないでこんなとこにいて」と声をかけてきます。それに対して、市長は「これが仕事なんです」と答え、満島が「えっ!?」と驚きの表情を見せます。

のちに「JEANS GARDEN」構想をプレゼンするシーンが流れますが、そのアイデアはバスケの最中にひらめいたからこそ。会議室よりも遊びの中にこそ脳がよくはたらくと訴えています。

「こんなワークスタイルってカッコいい」

CMを見た人の中には、「たしかに社外にいるほうがひらめくよな」とうなずく人もいれば、「こんなワークスタイルってカッコいい」といった羨望の声も聞こえてきそうです。

カローラ・フィールダーは、「仕事と遊びを隔てず、どちらも活躍してくれる自由な車。これを手に入れることで市長のようなもっと自由なワークスタイルが実現できるよ」とメッセージが秘められています。もっとも、キムタクが演じればなんでもカッコ良く見えるというトリックもありますが。

「理解に苦しむ。懲戒免職だ!」

新卒採用の広告で「遊ぶように働く。」とか「働くように遊ぶ。」といったメッセージを発信している企業は、多少なりともそれが、“わかっている”ということになります。

しかし、大半の人は「え!? それって仕事ですか?」と、満島秘書と同じようなリアクションでしょう。古い考え方の経営者や上司からすれば「理解に苦しむ」と言い、懲戒免職処分が言い渡されるかもしれません。

車を売るのではなく、新しい生活スタイルを提案

もちろんこれはTVCMであって、「遊びも仕事のうちである」という考え方の、あくまでメタファーです。

会議室の中だけで進んでいたビジネスが、成熟した社会ではそうはいかなくなってきた。だからこそ遊びにも目を向けることで新しい価値に気づくかもしれない。

トヨタといえばまさしく製造業の代表格。工場で効率的に製造された車を販売しているという匂いを感じさせず、「ハイブリッドなワークスタイル」といった新しい生活スタイルを提案しています。

そろそろ仕事への捉え方を変えないといけない

ターゲットがセグメントされている車種とはいえ、トヨタがTVで大衆向けに発信することは、「私たちはそろそろ仕事の捉え方を変えないといけない」というひとつの意思の現れだ、というのは勝手な想像でしょうか。

本来ならたくさんの言葉を費やさなければ説明できないような文脈のある情報を、映像という手段を使うことで端的に伝えることができます。

キムタクのカッコ良さが際立つ一方で、今の時代に仕事で大切なことがこのCMには凝縮されていると思います。

【動画】TVCM『ジーンズ仕事術 ベストジーニスト』篇(60秒)
【関連】5時に帰宅させよう。仕事が社員の人生のすべてであってはならない

 

Small team, great work… スモールビジネスでいこう!

このブログは、Evernoteでネタを貯め、MindMeisterでアイデアを体系化・整理しています。