組織からの独立。“図らずも”うまくいく!?

組織からの独立。“図らずも”うまくいく!?

なんとも興味深い現象が起こっています。

どんな現象か?

転職とか独立といった内容のブログ記事を自他とわずシェアすると、翌日にかならず誰かから相談のメッセージが私宛にとんでくるという現象です。

以前から相談はありました。が、今年に入って輪をかけてふえています。公務員、会社員、会社役員など職業はホントにさまざまです。

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いまの自分とありたい自分の間にある「溝」

話をうかがうと、みなさん考えています。
そして「溝」がある。

上の写真は、先週末に福岡市スタートアップカフェで行われたイベント『働き方・海外暮らし・世界とお金』での一コマ。

登壇者のおひとりでもあるニューヨークと福岡の二拠点生活を送るフリーライターの的野裕子さんがスクリーンに映したのは、いまの自分とありたい自分の間にある「溝」を抽象化したイラスト。

かつて会社員だった的野さんは、現在ライフハッカー [日本版]やギズモード・ジャパン等で執筆されています。イベントでは、ご自身がかつてどのように「溝」を超えたのか?超える際のアドバイスについて話していらっしゃいました。

「やってみたら意外とできた」

組織からの独立。“図らずも”うまくいく!?
Q.二拠点ライフのきっかけは?

もともと会社に所属、Webの仕事に行き詰まった。私は会社勤めが向いてないとも。ヨガに興味を持つも、会社勤めだとなかなか長期の休みがとれない。「好きなときに好きなことを」と思い立ち、フリーランスになろうと思い立つ。

自分はデザイナーだったのでいろんなアプリを使っていた。PCもそれなりのスペックを要する。そこでテキストベースの仕事は、スペックに依存しないだろうという発想から、ライターに着目。

最初からライターではなかった。一番は「好きなところで好きなことを(=海外でヨガを)」。あくまでその手段としてのライター業。プログラミングはできないし、消去法で考えたらライターだった。英語を頑張って磨いた。自分のなかで、仕事内容よりも働き方が上位にあった。

Q.フリーになって実際どうか?

やってみたら意外とできた。それまで会社組織での働き方しか知らなかったものの、反対に組織での業務の流れ(受発注、決裁など)を把握できていたのが、かえって奏功した。働き方を変えたからこそ、海外で暮らせるようになった。

NYでは現地の人から部屋を借りられるAirbnb(エアビーアンドビー‎)やサブレットがわりと普及している。これらを利用すれば、生活用品はとくになにも用意しなくてもいいし、とても手軽。

まずはトライアルしてみる

冒頭のイラスト中央にかかれている“LEAP OF FAITH”という言葉をごぞんじでしょうか?

私はそれまで知らなかったのですが、調べてみると、もともとキリスト教文化圏で使われる言葉のようです。

どんな意味か?

おのれの『faith(=信仰)』にもとづき、結果を考えずに跳躍せよ」という意味だそうです。

かつては宗教的な要素が色濃かったのですが、現在では色合いも薄まり、スポーツや起業といったシーンでも、下のようなメッセージでよく使われているようです。

  • 「論理を飛躍して決断せよ」
  • 「根拠のない自信をもってのぞめ」
  • 「結果を考えずに一歩をふみだせ」
  • 「理屈ぬきに目をつぶって勝負に出よ」

う〜ん、なんだか自己啓発の本に、かならずと言っていいほど書かれているフレーズですね。「うん、たしかにそうなんだけどさあ…。そうは言っても…」。と、見方によっては無責任に思えるかもしれません。

そこで、的野さんは現実的なプランを示してくれました。

海のそばでくらしたいとか、海外で働きたいとか言っているだけの人と、実際にやっている人はぜんぜんちがう。やっちゃったほうがいい。

なにかハードルがあれば、いきなり溝をこえようとせずに、トライアルでまずできることをやってみることをすすめる。

海外くらししたいなら、サブレットを利用して一ヶ月住んでみるとか。副業でオンラインメディアでのライターの仕事でもいいと思う。

“図らずも”なんとかなる

はい、的野さんのプランに賛同します。

私も一応、組織人からフリーランスになって、溝の向こう側にいった人間です(つねにガケっぷちにいますが…)。

かつては会社ではたらきながら、複数のNPO団体で活動をしていました。結果として、“図らずも”組織の外での経験やつながりから、いくつものオプション(選択肢)ができました。

的野さんも「やってみたら意外とできた」と言われているように、“図らずも”なんとかなるもの。福岡市も創業特区として、あらゆる側面で後押ししていますしね。

組織からの独立。“図らずも”うまくいく!? (この写真はブルックリンのダンボにあるシェアオフィス。「空いているから使っていいよ」と言われ仕事場にしていたそうです。これも“図らずも”の事例、不思議といろんな“図らずも”が起こる)

以上、「溝」を感じている方のなにかヒントになればと思い、的野さんからうかがったお話の一部を紹介させていただきました。

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