仮説というジャブを出し続けることで、いつか相手の心を動かす引き金となる

ゾエ (Yuki Kawazoe) 
仮説というジャブを出し続けることで、いつか相手の心を動かす引き金となる

「仮に~としたらどうだろう?」

公私に問わず、だれかと会って話しているとき、ふとこんな投げかけをするときがあります。

ちょっとした、仮説提案です。

日ごろから相手とリアルで会ったり、FacebookなどのSNS上で近況を知ります。

相手(または相手の情報)に定点的に接することで、彼が何を課題としているのか、何にいま関心があるのかがわかってきます。おおげさな言葉でいえば「観察」していると言い方もできると思います。

その上でしかるべきタイミングと状況で、冒頭の投げかけをします。 あわせてそのような提案にいたった理由も加えます。

たたき台として議論に発展することも

思いのほか大きくはずれることはありません。

また多少のズレがあってもそれをたたき台として議論に発展することがあります。「そういう見方があるのか。実際は〇〇が違うけど発想としてはおもしろいね」「ということは〇〇なことは可能性あるかもね」と。

むろん当たる外れるという次元でやっていることではありません。投げかけによって相手の視点が変わったり、なにか新しいことをはじめるきっかけになればよい、とという思いが根底にあります。

仮説提案をくり返すことで精度が磨かれていく

仮説の投げかけをくりかえすうちに次第に精度が磨かれていきます。相手にぶつけてみることで必ずフォードバックが返ってきますから、自分の相手への見方が実際にどうだったのか?ということがわかります。仮説と現実の差異が小さくなっていく。

その積み上げによって直観力のようなものもついてくるのかもしれません。

以前、なぜ一流ホテルのドアマンは5000人のお客さんの名前を覚えられるのか?という投稿をしましたが、まさにドアマンは直観力をはたらかせているのでしょう。

ジャブを出し続けてこそKOが取れる

時系列で相手のことを観察し、それらの気づきから仮説を立てます。 たとえば私の場合、こんな流れです。

  1. 一度会って話してみる。そこであることに気が付く
  2. 「それは~ということか?」と大きな仮説を3つ立てる
  3. Facebookのニュースフィードで彼の近況が流れ新たな情報を得る
  4. 3つの仮説のうち2つの確からしさが浮かび上がってくる
  5. 1~4をくり返して最終的に1つに絞ってみる
  6. 絞られた仮説を投げかけてみる

とくにビジネスマンであれば、上のような『自分なりのプロセス』を無意識のうちに日常の中で何人も並行してぐるぐる回しているはずです。クライアントに対しても、わざわざ提案書にまとめることもなく口頭でもよいので、日ごろから仮説提案を投げかけてみるとよいと思います。

あくまでインフォーマルな提案です。失礼になることは考えにくいでしょうが、そこはクライアントとの信頼関係に委ねられます。

以上、今日は仮説提案について書いてみました。

卑近なたとえで恐縮ですが、ボクシングでも一発KOの確率は低いですが、ジャブを出し続けてこそKOが取れるものです。仮説という名のジャブを出すことで、いつかそれが相手の心を動かす引き金となることでしょう。

(by Victor1558)



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