はたらくを軽くしたい

Work  投稿日:2016年6月14日

萌えるフォント。妄想力はコピペ不能な最強スキル

萌えるフォント。妄想力はコピペ不能な最強スキル

昨夜のNHK『仕事の流儀』、書体デザイナー藤田さん、興奮しっぱなしだった。

フォントを人に見立てる」と言われていたのが印象的で、人それぞれ《性格》が違うように、書体にも《個性》があるってこと。

たとえば、木へんを女性に見立てていた。

ひらがな一文字を数日間かけて、何度も微調整をくりかえして作りあげていく藤田さん。これって、人を「育てる」感覚なんだろうな。

フォント萌え

数ヶ月前の雑誌『AERA』で、くしくも藤田さんとおんなじことを言ってたデザイナーさんがいた。

少女と活字』の著者robamotoさん。

欧文書体を少女に見立てて描くデザイナー。彼の手にかかれば、文字たちは少女の身体をまとっていく。

たとえばMacユーザーおなじみの「Helvetica」だと、こうなる。

font-girl

あー、なんとなくわかる。

フォント萌え!

見立ては「妄想」からはじまる

で、こちらが『AERA』での彼のコメント。

書体には個性があります。かわいらしかったり、綺麗だったり、気難しかったり。書体を人に見立てると、自然と性格が想像できるんです。

そう、見立て!

僕も見立てが好きだ。すべては「妄想」からはじまる。

妄想してるとたのしい。アイデアわくし、なんていうか タダで楽しめる究極の娯楽だな。

タイプデザイナーは、自分が作った書体にまるで娘のように接し、微調整を繰り返して文字通り “育てていく”といいます。より多くの人に、一つひとつの小さな文字に凝縮された、彼女たちのきらめく魅力にきづいてもらいたい。

うんうん、僕もふたり娘がいるし、「育てる」って感覚よくわかる。こわれないように、大事に大事に。

前出の藤田さんだって、何日も何ヶ月も何年も文字に向き合っていたら、そりゃ愛着がわいてくるわな。

娯楽で終わる妄想とその境界線

藤田さんの話にもどるが、彼の場合はあくまで仕事。

番組最後の定番の質問「あなたにとってのプロフェッショナルとは?」に対する彼の回答がこちら。

「自分がこうだと思ったらそれを信じて最後まで走りきって、ゴールを目指し、ゴールを目指した者がきちっと評価をされるものでなければならない。それを生み出せる人だけがプロフェッショナルだと思う」

妄想、妄想とさんざん言うけど、決して自己満足ではない。あくまで仕事。きちんと対価を得ている。

娯楽で終わる妄想は、どこまでも娯楽の域を出ない。でも妄想にはじまり、結果的に価値として評価されれば、仕事となる。藤田さんはまぎれもなく後者で、プロ中のプロ。

妄想力(想像力とも言い換えれるか)は、コピペできない属人的能力だし、アルファ碁が世界チャンピオンに圧勝するAI時代にあって、価値の源泉になるスキルなのだと思う。

藤田フォントを世に広めたい

一方で、ドヤ顔でオリジナル書体を創作した藤田さんが、権威ある人にコテンパンに批評されていた、その一部始終も放送されていた。

「え、なんで?」と僕も思ったが、彼も完璧ではない。ときには挫折する。そんな人間っぽい姿をみて、「藤田フォントを世に広めたい。応援したい」、そんな感情がわきおこってきた。

書体のスマートさに反するような、人間くささ。そのギャップが惹き付ける。

AIに人間くささは生み出せない。だって人間じゃないんだもの。

 

ちなみに藤田さんの書体デザインの会社は、福岡市にあるらしい。お住まいは筑紫野市。福岡の誇りだ。

僕のMacにも、しっかり藤田さんが作ったフォントが入って毎日活躍してくれている。

藤田フォント、ますます萌えてきた!

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このブログは、Evernoteでネタを貯め、MindMeisterでアイデアを体系化・整理しています。

川添祐樹(Yuki Kawazoe)
サラリーマン、NPO、経済産業省調査官(クールジャパン担当)、フリーランスなどさまざまな仕事経験を活かし、現在はITネット活用のコンサルティング・研修講師などの事業支援を行う。

・世界700万ユーザーのクラウドマインドマップ「MindMeister」のエバンジェリストとして、日本市場の拡大に従事。
仮想通貨コミュニティ「カソウツーカー」主宰
Evernoteコミュニティリーダー

・ZOELOGは31万PV、福岡県糸島市在住。
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